北海道札幌英藍高等学校
北海道札幌英藍高等学校
10月の活動は10月18日(土)、北海道博物館へ行きました。昨年同様、先月の北海道開拓の村からこちらへと、北海道をより深く学ぶための北海道つながりの訪問となりました。3年次生は面接試験、2年次生は見学旅行準備もあり参加者が少なめでしたが、新入部員の1年次生を含めて2年次生1名、1年次生2名、顧問の菊池教諭・山口教諭の計5名での活動となりました。
地下鉄東西線新札幌駅に集合し、バスで現地へ向かいました。
最初に入り口付近のプロローグ「北の南の出会い」の場所で、昨年と同じく菊池教諭の大学時代の後輩である学芸員の会田理人さんに、博物館の概要等を説明いただきました。会田さんが長野県出身ということから、山口教諭より北海道と長野県の比較、長野県の特徴などの質問が出て、昨年とは違ったお話も聞くことができて大変有意義でした。
その後、1階の第1テーマ「北海道120万年物語」・第2テーマ「アイヌ文化の世界」の展示から見学を始めました。理科や考古学で学ぶ古い時代から、歴史で学ぶアイヌと和人の関わりや北海道開拓について、菊池教諭の簡単な解説も交えながら見学を進めましたが、生徒たちは興味津々ながらそれ以上に情報量の多さに驚いていたようでした。
2階の第3テーマ「北海道らしさの秘密」・第4テーマ「わたしたちの時代へ」・第5テーマ「生き物たちの北海道」の展示はやや駆け足の見学となりましたが、戦前・戦後の人々の生活ぶりや、北海道の自然を改めて学ぶことが出来ました。生徒たちは熱心に見入っていました。
生徒たちは以下のような感想を述べていました。
・床に描いてあった世界地図を見て日本の大きさに驚くとともに、見る方向によって考え方が変わることが分かり、日本のことを新しく考えるきっかけとなった。
・以前の巡検で熊送りの動画を見た時からアイヌ民族と熊の関係が気になっていて、今回の見学で理解が深まった。
・北海道には弥生時代がなく(稲作もしておらず)、続縄文時代があったことを初めて知った。
・アイヌの大人の女性が口の周りや腕などにタトゥーをしていたことに驚いた。
・アイヌ人の顔立ちが日本人と違ってかなり彫りが深く、沖縄の人たちと似ていることが分かった。
・情報量が多すぎて最後まで見学できなかったので、家族とも来てみたいと思った。
・展示の中で「自分のルーツを調べる」というものがあり、気になって親に聞いてみた。母方は徳島で、母の実家の仁木町に郷土資料館?があるようなので今度行ってみたいと思った。
11月は毎年の恒例となった豊平館見学&Kitaraホールでの札響コンサート鑑賞です。
また、教職員と生徒との連絡手段について、次のように規定しています。
教職員と児童生徒との連絡手段に係わる規定(H27.6改定).pdf