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2025年11月の記事一覧

郷土研究部 11月の活動

 郷土研究部11月の活動は、11月8日(土)に毎年恒例となった「豊平館見学・札響演奏会鑑賞」を行いました。豊平館と演奏会会場の札幌コンサートホールKitaraはどちらも中島公園内に位置しており、歴史的建造物の見学と音楽鑑賞を同じタイミングで楽しむことができました。今回は2年次生3名、1年次生2名、顧問の菊池教諭の計6名での活動となりました。

 地下鉄南北線中島公園駅改札前に集合し、最初に豊平館へ向かいました。当日は午前中に雪が降り、紅葉と雪が公園内で美しく映えていました。

 

  

  豊平館は、北海道開拓使が開拓使直営の洋風ホテルとして1880年(明治13年)11月に建築したのが始まりで、明治・大正・昭和と3代に渡り天皇家が訪れた由緒ある建物です。1964年(昭和39年)には国の重要文化財に指定されていて、2011年(平成23年)までは市営結婚式場、現在は交流施設として歴史的な展示物の紹介や演奏会会場、会議室としての利用など様々な形で活用されています。またボランティアガイドも常駐していて、本校も過去に何度かお世話になっています。今回もご案内をいただいて、豊平館見学を通して明治時代から現在に至るまでの北海道開拓と札幌の歴史を知ることができました。

 1年次生2名が写真部を兼部していることもあり、生徒たちは豊平館の内外で写真撮影も楽しんでいました。

    

 

 

 

 

  

 豊平館見学後は、隣接する札幌コンサートホールKitaraへ向かいました。こちらでもホール内外で写真撮影も楽しみました。

 

 

 

 今回も札響ボランティアの「ピリッキー」さんのご厚意で、演奏会にご招待いただきました。札響名曲コンサート「エリアスとウィーンへ」というタイトルで、ヨハン・シュトラウスの生誕200年を記念して親しみやすい作品を集めたコンサートを楽しみました。

出演者は以下の通りでした。(敬称略)

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指揮:エリアス・グランディ(首席指揮者)  

ソプラノ:中江早希(北海道出身) 管弦楽:札幌交響楽団

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 生徒たちは、特にソプラノ歌手の声量やダイナミックなオーケストラの響きに感銘を受けていたようでした。また初めてKitaraでオーケストラの生演奏を鑑賞する、という生徒もいて大変貴重な機会にもなりました。

 

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・豊平館は昨年も行きましたが、この1年で様々な知識を身につけたおかげで、館内での説明をより深く理解することができた。

・雪に囲まれたKitaraホールは初めてで、昨年とは全く違う雰囲気を感じることができた。

・3年連続で名曲コンサートを聴きに来たが、ソプラノ歌手の歌声を聴くのは初めてで、後ろから聴いているのに想像以上に声がよく響いていて感動した。

・豊平館は当時の内装を復元していたり、また昔の名残がそのまま残っていたり、大変興味深かった。

・Kitaraホールは楽器の音や人の声、息遣いがあんなに聴こえてくるのかと驚いた。またオーケストラが1曲1曲に情景やストーリーを思い起こさせる演奏をしているのがすごくて、自分でも聴きに来たいと思った。

・後ろの席からでも迫力がすごかったので、正面から聴いたらどうなるのかも気になった。

・ホールが丸くなっていて、どこにいてもしっかり音が聴こえてくるのに驚いた。後ろの席だったので、指揮者の指揮の様子を見ることができた。ソプラノの人はこちらを向いていないのにすごく声が聴こえていたので、正面からも聴いてみたいと思った。

・中島公園内が紅葉と雪でとてもきれいだった。写真をたくさん撮れてよかった。

・豊平館が元々は別の場所にあったとか、中島公園内の芸術作品についてなど、新しいことをたくさん知ることができた。

 来月は、真駒内にあるエドウィン・ダン記念館を見学する予定です。