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郷土研究部

郷土研究部 8月の活動

 郷土研究部8月の活動は夏休み中の8月7日(水)に「札幌市中心部文化施設巡検」として、札幌テレビ塔・札幌市時計台・大通美術館を見学しました。夏休み中ということもあり、少し遠い場所へ行く計画もありましたが、今年は石狩出身の部員も多く意外と札幌の中心を知らないということもあり、今回の企画となりました。3年次生2名、2年次生2名、1年次生3名、顧問の菊池教諭の計8名での活動となりました。

 地下鉄大通駅ポールタウン前に集合し、最初に札幌テレビ塔へ向かいました。

  

   

 

 当日は朝から暑く、また観光名所ということで観光客がすでにごった返している状態でした。エレベーターで上まで上がり、札幌市内の様子や遠くは英藍高校の近辺や石狩湾方面まで見ることができqqました。また北大や大倉山ジャンプ台など、今後訪れるであろう場所も眺めることができました。

  

 

 テレビ塔の次は近接する札幌市時計台へ行きました。こちらも札幌を代表する文化施設で、たくさんの観光客であふれていました。こちらはすでに学んできた札幌農学校(や北海道大学)との関わりが深い施設で、生徒たちは展示されているものとこれまで見学してきたことをリンクさせるような形で、学びを深めていました。

  

  

 

 時計台の次は大通美術館へ向かいました。こちらは「ギャラリー大通美術館」という名前も付いていて、常設の展示があるわけではなく、アーティストが在廊して自分の作品を紹介する、というスタイルの施設でした。今回は栗山町在住の「木の工房るか」さん、札幌在住の仲良し女子二人組「mink」さんと「宮の宮」さんの作品が展示されていました。特に「mink」さんと「宮の宮」さんは生徒たちと年齢が近いこともあり、作品を通じてとても話が盛り上がっていました。また木の温もりを感じる「木の工房るか」さんの作品にも、生徒たちは興味津々でした。普通の美術館を見学するのとはひと味違った雰囲気で、生徒たちには貴重な体験となりました。

   

    

 

 最後に美術館の出口そばにあった、美唄市出身・イタリア在住彫刻家の安田侃さんの大理石作品を囲みながらミーティングをしました。 

  

 

生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・テレビ塔では札幌の中心部を見渡すことができて、札幌市資料館など以前行った所も見えて感慨深かった。

・初めてテレビ塔に上ったが、中の展示と上からの風景で札幌の歴史に触れることができた。

・時計台は以前来たときよりも、観光客が増えている印象だった。

・昔は演舞場や体育館、今はコンサート会場にもなっていて、長きに渡って人々に親しまれていることを知ることができた。

・時計台に初めて来たが、時計台を題材にした曲(音楽)がたくさんあること、昔の時計台の部品が展示されていたことに興味をひかれた。

・大通美術館では在廊していた作者さんと作品について話し合うなど、得がたい経験を得られた。

・素晴らしい絵がたくさんあって、お金があれば買いたかった。

・中学校では美術部だったので、プロの絵を見ることが出来て勉強になった。

 

 9月は中島公園で、豊平館見学・Kitaraホールでの札響演奏会鑑賞の予定です。

郷土研究部 7月の活動

 郷土研究部7月の活動は、学校祭後の振替休業日の7月9日(火)にサケのふるさと千歳水族館の見学に行きました。今回は本校新聞局が部活動の取材ということで同行しました。残念ながら郷土研究部員で都合が合わず参加できない生徒が多かったのですが、郷土研究部員3名、新聞局員5名、顧問の菊池教諭の合計9名での活動となりました。

 JR札幌駅北口に集合し、千歳駅から徒歩でサケのふるさと千歳水族館へ向かいました。

  

   

 こちらの水族館はコロナの時期に来たことがありましたが、今のメンバーで来るのは初めてで、隣に併設されている道の駅がリニューアルされていることもあり、新鮮な気分を感じました。近所の保育園の子供たちや家族連れが来ていて、平日にしては意外と人が多い印象でした。

 サケのふるさと千歳水族館について、ホームページから以下の説明を紹介します。

⇒「サケのふるさと千歳水族館は、淡水では日本最大級の水槽を有する水族館で、館内ではサケの仲間や北海道の淡水魚を中心に、世界各地の様々な淡水生物を観察することができます。」
⇒「千歳川の水中を直接見ることのできる日本初の施設「水中観察ゾーン」では、四季折々の千歳川の生き物たちの営みを間近に観察することができます。中でも、秋に産卵のため川をさかのぼるサケの群れは必見です。サケの稚魚放流体験などのイベントや企画展なども数多く開催しています。」

 生徒たちはサケだけでなく、様々な魚や水辺の生き物を間近に見て・触れて(ドクターフィッシュに手の角質を食べてもらっていました!!)、教科書からだけでは学べない貴重な体験が出来ました。

    

 

  

 

  

 

  

  

 見学の後半では、アイヌ人と北海道開拓期の日本人とのサケ漁の違いや、アイヌや全国のサケ料理の比較など、今まで学んできたことと比較できるような展示も見ることが出来て、大変勉強になりました。

 

 生徒たちは以下のような感想を述べていました。

・サケの一生、産卵、歴史、料理法、アイヌについてなど、幅広い資料が多くて学びが多かった。

・サケ以外にもいろいろな魚を見れた。特に電気ウナギとスティングレー(エイ)が印象的だった。

・千歳川の中のサケを直接見られる展示は、とても見応えがあった。

・新聞局との合同活動だったが、細かく取材を受けるみたいな堅苦しいものではなく、意見や感想を交わすような感じで、楽しく交流できた。また一緒に活動したいと思った。

・今後も新聞局とポスターや新聞の作成で、互いに協力しながら高め合えたらいいと思った。

 

 8月は札幌市内中心部の施設を回る予定です。

学校祭の展示

 7月5日(金)・6日(土)の学校祭で、郷土研究部は例年同様、社会科教室にて活動内容にかかわる展示を行いました。活動毎に作っているポスター(昨年度と今年度の分の一部)を展示し、また過去の活動をパソコンのスライドに簡単にまとめたものをテレビで放映しました。

 

  

 

 来場者アンケートでは、以下のような感想をいただきました。

・ポスターで活動を発信してくれているのは嬉しいです。エドウィン・ダン記念館は行ってみたいと思っていたので、紹介を見られてよかったです。

・部員さんの説明も分かりやすく、地域に対する愛が伝わってきました。

・同じ場所にもう一度行く、というのがすごくいいと思いました。行く時の年齢や季節が違うと見え方や感じ方が変わるので、新しい発見もあると思います。

・地元を知れるいい機会でした。ポスターがすごく分かりやすかった。頑張ってください!!

 

 部員達には大変励みになりました。これからも活動の発信を続けますので、応援や感想をよろしくお願いします。

郷土研究部 6月の活動

 今月の活動は、6月9日(日)に北大祭と北大博物館へ行きました。当初は別の場所を計画していましたが、昨年の北大祭でのIFF(International Food Festival )の様子を先輩方から聞いた1年次生が、ぜひ行きたいと希望し、昨年と同じ形になりました。今回は3年次生2名、1年次生4名、体験入部の2年次生1名、顧問の菊池・武藤両教諭の合計9名での活動となりました。

 JR札幌駅北口に集合し、北大へ向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 正門から入場してクラーク像を確認した後、メインストリートを農学部付近から北方向へ向かいました。(農学部の熊に関するブースは最近の話題のニュースと大いに関係がありました。)特にお目当てにしていたIFFは留学生たちによるエスニックフードの出店で、主にアジア・アフリカの料理でした。生徒たちは外国人留学生にも何とか話しかけながら(!?)、各国の食文化を楽しんでいました。IFFを抜けると留学生ではない(!?)北大生たちによる様々な模擬店もあり、中には湧別高校生徒が協力する湧別町のブース、北大生が地域創生で関わっている津別町のブースなど興味深い出店もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 北大祭で食文化を堪能した後は、北大博物館を見学しました。1年次生にとっては初めての訪問で、1階は北海道開拓と北大の歴史、2階以上は各学部の研究成果を分かりやすく展示したものが中心で、生徒たちは各々が興味あるものを熱心に見学していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生徒たちは以下のような感想を述べていました。

・IFFは何となくカレー系が多いように感じた。北大祭はさすが大学生の企画力なのか、良い意味で普通の大きなお祭りだった。

・昨年同様たくさんの屋台があり、見応えがあった。北大の学生さんともいろいろお話ができて、視野が広がった。

・IFFの出店の工夫を見て、自分たちの学校祭にも生かせると思った。また各国の料理が見たことのないものが多くて楽しかった。

・外国の方と少しだけだったけど会話ができて良かった。

・北大祭はお堅いお祭り、と勝手に想像していたけど実際にはいろいろな世代の人たちがたくさん来て楽しんでいて驚いた。

・外国の料理について、食材をどこから手に入れているのかに興味がわいた。

・北大博物館に初めて来たが、いろいろな世界を味わえて良かった。

・3回目の北大博物館訪問だったが、展示だけでなく自分の見方が変化したことも感じ、新鮮な気持ちで見ることができた。

・宇宙の展示が気になり、もっと見たくなりました。

・恐竜の化石の展示に一番興味を持った。授業で学んだことも出ていて、さらに理解が深まった。

・北大博物館の中は外のお祭りの雰囲気とは真逆のとても真面目な内容で、動物の剥製や昆虫の標本が特に心に残った。

 来月はサケのふるさと千歳水族館を見学する予定です。

郷土研究部 5月の活動

 今月の活動は、5月18日(土)に札幌市資料館と北大植物園へ行きました。両施設とも札幌の中心部にあり駅からアクセスしやすく、札幌の歴史と自然を同時に学べる良い機会となりました。今回は3年次生1名、2年次生2名、1年次生4名、顧問の菊池教諭の合計8名での活動となりました。

 地下鉄大通駅に集合し、大通公園の中を通りながら札幌市資料館へ向かいました。

  

 ライラック祭りやラーメン・フェスの準備をしている中を通過していきましたが、途中で北海道開拓に尽力したエドウィン・ダンと黒田清隆の像前で記念撮影をしました。昨年春にエドウィン・ダン記念館へ行った時のことを思い出した部員もいました。

 大通公園の最も西側に位置する札幌市資料館の前には庭園があり、札幌の姉妹都市瀋陽(中国)とのつながりを表す獅子像や、美しい植物がたくさんありました。

  

 

 札幌市資料館は大正15年(1926年)に札幌控訴院(今日の高等裁判所に相当)として誕生した建物が、現在は資料館として市民に開かれた施設となっていて、令和2年(2020年)に国の重要文化財に指定されました。

  

 内部は刑事法廷展示室やまちの歴史展示室、貸しギャラリーなどがあり、当時の裁判の様子を体験したり、札幌の発展の歴史を学んだりできる興味深いものでした。茨城県の中学生が修学旅行の自主研修に来ている場面にも遭遇し、生徒たちは価値ある施設であることを実感していました。

  

   

 

 札幌市資料館見学後は、徒歩15分ほどで北大植物園に到着しました。北大植物園の歴史は明治10年(1877年)、札幌農学校教頭だったクラーク博士の進言に始まり、後に初代園長となる宮部金吾氏の計画・設計で明治19年(1886年)に開園しました。(日本で2番目に古い植物園だそうです。)様々な植物に恵まれているだけでなく、北方民族資料室には貴重なアイヌ・ウィルタ民族の生活資料が、博物館には南極観測で活躍した樺太犬タロや世界唯一のエゾオオカミの剝製など、大変貴重な資料があり、郷土研究部として学ぶものの宝庫でした。生徒たちは博物館も植物園内も、大変興味深く見学していました。

 

  

  

  

 生徒たちは以下のような感想を述べていました。

・札幌市資料館の交通や札幌軟石の展示について、今まで訪問した施設や篠路の歴史とリンクする部分も多く、知識をより吸収できた。

・昔は書記など、裁判官以外の人も法服や帽子を身に着けていたことを初めて知った。

・裁判所のテーミス像を後から調べたら、ヨーロッパでは正義の象徴として街中でも見ることができることが分かった。

・札幌の様々な地名の由来や歴史を知ることができて、札幌についての知識が深まった。

・北大植物園の博物館に展示されていた、宮部金吾氏の内村鑑三氏・新渡戸稲造氏と英語でやり取りした手紙や、漢文で書かれた儀式の式辞に驚いた。

・エドウィン・ダン記念館で見たオオカミ絶滅の話や、北大博物館で見たのと同じような英語のノートがあり、これらのことを部活のポスターを通してもっといろいろな人に知ってもらえるよう頑張りたいと思った。

・アイヌ民族について、今までは日本から見た情報しか知らなかったので、他の国ではどんな風に考えられているのかにも興味を持った。

・開拓以前の札幌の植生を知ることができた。またアイヌの熊送りの動画は大変興味深かった。

・博物館内の動物の剥製や、瓶内にホルマリン漬けになった蛙・蛇・トカゲなどがとても印象的だった。

・一年生全員が参加しての活動は今回が初めてだったが、前回同様仲良くできて、日常のポスター作成作業で交流が上手くできているからだと感じた。

 

 来月の活動は、北大祭の外国人留学生によるエスニックフードコートと、北大博物館の見学を予定しています。

郷土研究部 4月の活動

 令和6年度最初の活動は、4月20日(土)に北海道神宮と円山動物園へ行きました。新入生を迎える体験入部という形で、昨年4月と同じ内容になりました。今回の活動前後で1年次生4名、2年次生1名が入部し、今年度の部員は3年次生2名、2年次生2名、1年次生4名の合計8名でスタートとなりました。(少なくともこの10年では最大の部員数だと思います。)今回は3年次生2名、2年次生2名、1年次生3名、顧問の菊池教諭の合計8名での活動となりました。

 地下鉄円山公園駅に集合し、最初は北海道神宮へ向かいました。

   

     

 天気はあまり良くありませんでしたが、週末ということもあり、外国人観光客も含めてたくさんの人が来ていました。北海道開拓に合わせてできた神社であり、北海道の歴史に関わるものがたくさんありました。初詣で家族で来たことがあるという生徒は複数いましたが、神社内の歴史に関わるものを見るのは初めてという生徒も多く、興味深く見学していました。

 神宮の後は、隣接する円山動物園へ行きました。

  

  

 最初は全員でゾウ舎を見学しました。ゾウの生態を観察できるだけでなく、東南アジアのゾウを取り巻く環境や人々との共生、環境破壊問題など多くのことを学べる施設でした。ゾウ舎の見学後は、各々で見たい施設や動物を巡るフリータイムを取りました。生徒たちはそれぞれお気に入りの動物がいたようです。

   

    

 生徒たちは以下のような感想を述べていました。

・たくさんの新入部員が加わったことにより、それぞれ気に入った動物についてや知識の交流など、お互いより多くのことを学べた日になったと思う。

・新入部員が多く入ってくれて、人数が少ない時よりもできることが増えて良かった。

・神宮は寒さ&霧雨の中で、桜も咲いていた。露店が多く出ていて、また外国人観光客もたくさんいて「インバウンド需要」という言葉を思い出した。

・ゾウ舎では、野生のゾウの生活スタイルと似たものになるよう工夫していることに驚いた。また各動物に合わせたエサやりのタイミングや習性、育った環境により近づけるなど、たくさんの配慮を知ることができた。

・円山動物園に6年振りくらいに来たが、当時と比べて動物の数や種類が変わっているように感じた。

・神宮も動物園も、以前来た時とは違う視点で見ることができて良かった。例えば小さい頃は解説文を読むことはできなかったし、動物を見るだけでなく野生ならどうなのかと考えるなど、自分が成長した部分も感じることができた。

・初めての活動参加で不安もあったけれど、先輩方が優しく、先生の説明も詳しくて分かりやすくて良かった。

 次回の活動は5月後半に、札幌中心部にある札幌市資料館と北大植物園の見学を予定しています。

4月2回目の活動内容報告について

 4月2回目の活動(札幌テレビ塔、札幌市民交流プラザ、札幌市時計台の見学)の活動報告を1階生徒玄関前ホールに掲示しました。写真以外に顧問の先生を描いた(?)イラストも大きく載せて、印象的な仕上がりになりました。5月の活動の報告については、定期考査明けに作成します。

4月の活動その2

 4月2回目の活動は、4月29日(土)に「札幌市中心部文化施設巡検」と称して、札幌テレビ塔、札幌市民交流プラザ(hitaru)、札幌市時計台へ出かけました。(もう一つ札幌市資料館も予定していましたが時間が足りず、次回以降にまわすことにしました。)前回は「体験入部」という形でしたが、今回は新入部員を含めて全員がそろっての活動となりました。参加者は3年次生1名、2年次生2名・1年次生1名、顧問の菊池教諭と武藤教諭の計6名でした。

 JR札幌駅に集合し、徒歩で札幌テレビ塔へ向かいました。連休中ということもありイベントが行われていたり、団体の外国人観光客が多数いたりなど、とても賑やかな様子でした。

     

 札幌テレビ塔は札幌のシンボルの1つで、生徒たちも一度は来たことのある施設ですが、幼稚園や小学生の頃に家族と来たというケースがほとんどでした。高校生になって目線の高さが変わり、また様々な知識が身に付いたこの時期に改めて訪れることで、見える札幌の景色の印象が変わったと皆が口にしていました。

 札幌テレビ塔の後は、至近距離にある札幌市民交流プラザ(hitaru)へ向かいました。

     

 札幌市民交流プラザは札幌市民ホールと道を挟んで向かい側に位置していて、図書館やオペラハウス、演劇用スペースなどを有するする札幌市の総合型文化施設です。HTBの本社やカフェ、レストランなども併設しており、立地の良さからたくさんの人たちが訪れる魅力的な場所になっています。当日もフリーマーケットや写真展なども行われており、生徒たちは文化施設+αの様子を興味深く見学していました。また2階の自習の出来るスペースで、高校生・専門学校生・大学生・社会人の人たちが勉強に取り組んでいる様子を見て、刺激を受けていました。

 札幌市民交流プラザの次は、これまた徒歩数分の距離の札幌市時計台へ行きました。札幌観光の目玉の1つで、この日もたくさんの観光客が見られました。元々は北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として使われていた建物で、現在は1階が札幌農学校や北海道開拓に関わる展示、2階は演奏会などに使えるホールになっています。

        

 札幌市時計台も、生徒たちは小さい頃に来たことはあっても、高校生になったいま改めて訪問して新たに気付いたことがいろいろあったようで、たくさんの学びがあったようでした。

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・昔テレビ塔に登った時は高いなぁ、とか町並みがよく見える、くらいしか感じなかったが、今回は札幌がどんな風に変わっていったのか、そしてこれからどのように変わっていくのか、などを感じたり考えるようになった。
・昨年訪れた大倉山ジャンプ台から見た札幌を逆から見た風景で、興味深かった。
・図書館や自習スペースを、学生としてより積極的に利用したい。
・自分には石狩図書館で十分だが、あの空間で勉強するのはリフレッシュできそうだと思った。
・時計台の中が資料館のようになっていることを知らなかった。また音楽や小説などの題材になっていることも知らなかった。
・明治時代の洋食のサンプルが出来上がりすぎていた。
・北大博物館での展示と重なる部分も多く、札幌農学校のことを詳しく学習できてたくさんの知識も身についた。 
・先生方を含めて初めて6人で活動できて、楽しく札幌について学べる良い機会になった。
・先生方も含めて、全員が仲の良い部活だと思った。またこのメンバーでも郷土研究部を明るく楽しい部活動にしていきたい。

4月の活動内容報告について

 5月の連休に入る直前に、4月の活動(北海道神宮・円山動物園見学)の活動報告を1階生徒玄関前ホールに掲示しました。手描きのイラストや新入部員の新しいアイデアも取り入れ、昨年度よりも分かりやすく、さらに印象的な内容になりました。今後も楽しみです。

4月の活動

 今年度最初の活動は、4月17日(月・代休日)に北海道神宮と円山動物園へ出かけました。まだ部局結成ミーティングが行われる前でしたが、入部希望者に対する「体験入部」という形で少し早めに実施し、場所も分かりやすい所ということで動物園をメインにしました。参加者は部員の2年次生1名、体験入部の2年次生1名・1年次生1名、顧問の菊池教諭の計4名でした。

 地下鉄円山公園駅に集合し、徒歩で円山公園へ向かいました。本来の予定では円山登山をしてから動物園見学でしたが、前日・当日の雨天・低温に加えて、円山付近で熊が出没したとの情報もあり、急遽北海道神宮見学に切り替えました。

   

 悪天候の平日にもかかわらず外国人観光客がたくさん訪れていて、ちょっとした賑わいも見られました。コロナ禍の真っ只中では手水舎も閉じられていることが多かったようですが、今回はきちんと手を清めてからお参りすることが出来ました。

 北海道神宮見学を終え、徒歩で近接する円山動物園へ行きました。円山動物園はほぼ毎年必ず訪れていますが、見るべきものが多く毎回新しい発見があるので、生徒たちも楽しみにしています。

   

 動物園正門左手にある動物博物館で、円山動物園の歴史や様々な剥製や標本を見た後、全員でゾウ舎とサル舎を見学しました。サル舎見学後は、生徒たちが自分の好きな場所を自由に見学することにしました。

   

 生徒たちはいろいろ廻ったようですが、体験入部の2年次生(女子)が爬虫類好きで(?!)、爬虫類の写真が多めになりました。

         

 活動終了後、体験入部の2名が正式に入部することを表明し、今年度は3年次生1名・2年次生2名・1年次生1名、そして顧問2名の計6名で活動を始めることになりました。この後も入部希望者が増えることを期待しながら、活動を続けていきます。

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・登山が中止になったのは残念だったけど、北海道神宮は自分の住んでいる所よりも自然の豊かさや静けさ、そして歴史や文化の側面が感じられて新鮮だった。
・文化の日と日本国憲法のつながりや、手水舎についての先生の説明が面白かった。
・ゾウ舎ではゾウの生態を直接見るだけでなく、SDGsについても学ぶことが出来た。
・円山動物園の歴史も学べた。個人的には爬虫類を見ることが一番興奮した。
・写真や動画よりも、やはり実際に見る方が動物の様子が分かりやすかった。
・先月、先輩方が卒業してから寂しく感じていたが、新しい部員が入って、今まで以上にこの部活に明るさや温かさが加わる予感がしてうれしかった。 
・ただ見るだけではなくて、先生が分からないことを補足説明したり、逆に問いかけをしてくれたので、自分でいろいろ考えることが出来た。
・初めて野外活動に参加して、楽しめたし勉強になったことがたくさんあった。これならこの部活動を続けて行けそうだと思った。

 今月はもう一度、月末にテレビ塔や時計台など札幌市中心部施設見学の活動を予定しています。

3月の活動内容報告について

 令和5年度最初のホームページ更新です。4月10日(月)午後に入学式が行われましたが、その直前に3月の活動(北大博物館見学)の活動報告を1階生徒玄関前ホールに掲示しました。

 入学式終了後、新1年生や保護者の方々にも見ていただけました。4月12日(水)の放課後には1階社会科教室にて入部説明会を行い、部員がプレゼンテーションソフトで作成したスライドを使って活動内容を紹介しました。(1年生女子生徒1名が来てくれました!!)他にも興味を持っている1年生がいるという噂もあり(?!)、少しでも多くの入部希望者が現れることを期待しています。

3月の活動

 今年度最後の活動は3月19日(日)に、ここ数年毎年訪問している北海道大学総合博物館(以後、博物館とします)見学へ行きました。北海道大学設立の歴史から、北海道開拓の歴史や各学部の研究紹介など展示内容が豊富で、天気の良い休日ということもあり、たくさんの外国人観光客や一般市民が来ていました。参加者は2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭の計3名でした。 
 
 JR札幌駅に集合後、徒歩で現地へ向かいました。

       

 北大正門左側のインフォメーションセンターや、右側の構内案内図を確認した後に、博物館以外の施設をいくつか見学しました。北海道帝国大学初代総長佐藤昌介像、有形文化財の古河記念講堂、クラーク博士像、クラーク会館、北大農学部本館、中谷宇吉郎博士の「人工雪誕生の地」碑、北大構内のセイコーマートなど…分かりやすい有名なものを中心に、菊池教諭が学生時代の話を交えて説明しながら見学しました。

 1時間ほど各施設を見学した後、当日のメインである博物館へ入りました。

       

 1999年春に開館したこの博物館は、昔の理学部の校舎でした。(現在も一部は研究室等に使われています。)130年以上前の札幌農学校時代から収集・保存・研究されてきた400万点にものぼる標本/資料が蓄積されており、こうした北大の多様な研究の伝統を今に伝えるとともに、最先端の研究をさまざまな実物資料や映像で展示紹介しています。また、2016年のリニューアル時に12学部を紹介する展示、多目的スペース、カフェ、ミュージアムショップなども設けられ、より親しみやすい施設になりました。
 生徒たちは北大の歴史、北海道開拓の歴史、各学部の研究研究紹介などを熱心に見学していました。またお昼時は昼食の予定でしたが、多目的スペースに集まり次年度の計画について熱心に語り合い、博物館見学に大きく刺激を受けた様子でした。

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・札幌農学校から始まったことは知っていたが、東北大学との関わりは始めて聞いて驚いた。また菊池先生が学生の頃は大学の敷地内で自由にジンギスカンをしていた、という話にも驚いた。
・ロケット、化石、民族研究など想像以上にたくさんの展示があり驚いたが、一番衝撃だったのは皮膚病などを示す模型のムラージュだった。以前ネットで尋常性白斑について見たことがあり気になっていて、今回それを見てムラージュのリアルさに驚いた。
・クラーク博士がキリスト教の考え方を取り入れて新しい教育を行っていたことに関わる展示が、とても印象的だった。
・工学部の展示にあったロケット開発に元日産エンジニアだった教授が関わっていること、教育学部の展示でこの学部が教員養成ではなく子供の教育そのものを研究する学部であること、などを知ることができて印象に残った。また化石や岩石についての研究も、個人的には見応えがあった。

 今回の活動内容報告(ポスター)はすでに完成していますが、校内掲示及びホームページでの掲載は、新年度になってから行います。令和5年度も札幌英藍高校郷土研究部をよろしくお願いします。

2月の活動内容報告について

 先月のロイズカカオ&チョコレートタウン見学についての、生徒たちが作成した報告ポスターです。春休み中も1階生徒玄関前ホールに掲示していますので、新1年生も仮登校の時に見ることが出来ます。よろしくお願いします。

 

2月の活動

 2月の活動は、2月25日(土)に、3年生が以前から希望していた当別町のロイズカカオ&チョコレートタウン見学へ行きました。卒業式の前に3年生と後輩たちの惜別の場にもしたいと考え、実現しました。北海道土産として有名なロイズの新しい工場、かつ近隣にJRの駅も新設された話題のスポットです。参加者は3年次生2名、2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の計6名でした。 
 
 JR札幌駅に集合、JRでロイズタウン駅へ向かい、到着後徒歩で現地へ向かいました。

 

 ロイズカカオ&チョコレートタウンは、3階のカカオファームゾーンではチョコレートの材料であるカカオについて、2階の工場体験ゾーンでは工場の機械見学や楽しいゲームを通じてチョコレート作りについてを学べる施設でした。(時間の関係で取り組めませんでしたが、チョコレート作りを体験できるコーナーもありました。)またロイズミュージアムでは会社が集めたチョコレートに関係する絵画や、珍しい品々も展示されていて、生徒たちは初めて見るもの、初めて知るチョコレートの知識に興味津々で見学していました。

                        

 出口付近では、来場者が感想やメッセージを書くコーナーがあり、みんなで3年生へのお祝いの言葉を書きました。また1階のロビーで3年生への卒業プレゼント贈呈を行い、部活動の卒業もお祝いしました。過去2年間このような形での惜別の場を設けることができなかったので、とても良い機会になりました。

   

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・全体的に新しく、綺麗な外観・内装でおしゃれな雰囲気を感じた。
・プレオープンということで工場はまだチョコレート生産をしていなかったものの、体験や図解などを通じて、分かりやすくチョコレート作りの過程を学ぶことができた。
・子供も大人も一緒になって楽しめる施設だと思う。
・カカオ豆を発酵させるためチョコレートは発酵食品である、と書かれているなどたくさんの発見があった。
・施設が思っていたよりも大きく、じっくり見れなかった箇所もあったのでもう一度来てみたいと思った。
・ロイズの発祥が東区だということを知らなかった。以前行ったチョコレートファクトリーの石屋製菓も東区が始まりということで気になった。

 今年度最後になる3月の活動は、北大博物館見学を予定しています。

1月の活動

 新年明けての最初の活動は、1月15日(日)に以前から行きたいと考えていた白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)見学でした。アイヌに関することを学べる施設ですが、先月の北海道博物館にもアイヌに関わる展示が沢山あり、両施設を続けて見学するのはとてもタイムリーでした。生徒たちは中学校の修学旅行で行ったことがある、もしくは初めてということでしたが、高校生になって新たに歴史を学んだ上で見学することはとても意味があると思いました。参加者は2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭の計3名でした。 
 
 JR札幌駅に集合し、特急で白老町へ向かいました。

   

 JR白老駅から徒歩7分ほどで、ウポポイへ到着しました。ウポポイは2020年7月に開業しましたが、コロナ流行と重なりこれまであまり混み合う印象はありませんでした。今回も常に入場する人たちが入口にいるものの、余裕を持って見学できる感じでした。外国人観光客の姿も見られました。入場してからすぐ、体験交流ホール(ウエカリ チセ)での伝統芸能公演を案内され、そちらへ行きました。写真撮影はできませんでしたが、鶴を題材とした踊りが披露されて、生徒たちは強く興味を示していました。

             

 踊りを観た後は、展示物をじっくりと見学しました。先月の北海道博物館にもアイヌ関係の展示は沢山ありましたが、こちらはやはりより専門的であったり、逆に初めて接する人にも分かりやすいものなど、様々な工夫がなされていました。生徒たちは展示物からアイヌ文化について理解を深めるだけでなく、ポロト湖の眺めも楽しみ、新たな発見の多い見学となりました。

   

 直木賞受賞小説『熱源』に登場し、白老にも滞在したことのあるポーランド人文化人類学者ブロニスワフ・ピウスツキ(1866~1918)の胸像と記念撮影した後、昼食を白老駅近くの「haku hostel+bar」でいただきました。こちらのお店は、大正末期~昭和初期に青森県から白老に移住してきた柏村(かしわむら)家が開業・営業してきた「柏村旅館」をリノベーションしてできたもので、白老のお洒落スポットとして人気があります。生徒たちはウポポイとはまた違う雰囲気で、食事を楽しみました。

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・展示物は北海道博物館と重なるものも多かったが、触れて学べる展示物や、伝統的舞踊・歌唱などは他の施設ではなかなか体験できないので、大きな価値があると思った。
・アイヌと鉄について興味を持った。アイヌが製鉄技術や採掘について知らないと勝手に思っていたので、良い学習になった。またウポポイが出来る前のポロト湖周辺の歴史も興味深かった。
・アイヌ人の俳優、アイヌ人初の国会議員などアイヌ人で活躍する方々の展示は初めて見るもので、とても良かった。
・展示物からアイヌと日本のつながりを感じる一方、和人とアイヌの衝突や民族差別についても詳しく説明されていて、アイヌの人々の不満もよく分かった。
・ウポポイの中でまだ見れなかった所があり、アイヌ料理も食べてみたいのでまた行ってみたい。

 来月は、卒業直前の3年次生も交えた巡検を予定しています。

活動内容報告について

 以前は学校祭の時に、巡検した先を2~3か所ピックアップして活動内容を模造紙にまとめて発表していましたが、昨年度からは毎回活動内容報告を作り、1階の生徒玄関前ホールに掲示しています。部員たちは放課後に、和気あいあいと作成に励んでいます。以下の写真は今月のものです。

12月の活動

 先月は石狩方面の巡検を予定していましたが、コロナの影響で叶いませんでした。10月以来の活動ということで、12月10日(土)に当初から計画していた北海道博物館見学へ出かけました。9月の活動で隣接する北海道開拓の村へ行きましたが、深いつながりのある両施設を近い間隔で訪れることは意義深いと考えていました。参加者は2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の計4名でした。 
 
 地下鉄東西線新札幌駅に集合し、バスで開拓の村へ向かいました。    

 北海道博物館(愛称:森のちゃれんが)は、北海道の自然・歴史・文化を紹介する北海道立の総合博物館で2015年4月に開館しました。北海道開拓記念館(1971年開館)と道立アイヌ民族文化研究センター(1994年開所)という2つの道立施設を統合して新たに開設され、自然環境と人とのかかわりや、アイヌ民族の文化、本州から渡ってきた移住者のくらしなどを調査・研究し、北海道民の貴重な宝である資料を収集・保存し、展示や教育、イベント・事業などを行っています。

 入口ではナウマン象とマンモスの骨格レプリカが見学者を迎え、その後プロローグ「北と南の出会い」、第1テーマ「北海道120万年物語」、第2テーマ「アイヌ文化の世界」の展示が続きます。北海道の成り立ち、アイヌの人たちの暮らし、北海道開拓の歴史などが印象的な展示物とともに詳しく説明されていて、生徒たちは引き込まれるように熱心に見学していました。

  

         

 2階へ移ると、第3テーマ「北海道らしさの秘密」、第4テーマ「私たちの時代へ」、第5テーマ「生き物たちの北海道」となり、今から百年前以内の人々の暮らしや現在の自然についての内容がメインの展示となり、生徒たちはより親しみを持って見学していました。

     

 部員たちは、以下のような感想を述べていました。

・自然から歴史、文化まで幅広く学べました。また分かりやすい図解や音声案内のおかげで、北海道に関する知識を深めることが出来ました。
・特にアイヌ文化(衣服・言語・近代的な製品など)について、教科書には載っていないようなことも事細かに学ぶことが出来て良かったです。菊池先生の解説も分かりやすかったです。
・アイヌの松前藩の「鮭100匹」と「米俵」の交易の公平性について、菊池先生との対話を通じて、改めて考えることが出来た。
・初めて行きましたが、時代の流れが分かりやすかったです。最初の文化に関する展示は少し難しさも感じましたが、本州など他の地域との違いを知ることが出来て面白かったです。
・以前から北海道特有の建築(家)について興味がありましたが、それらについて詳しく展示されていて面白いと思いました。

 来月は、ずっと行きたいと考えていたウポポイ見学を計画しています。

10月の活動

 10月の活動は紅葉も美しくなってきた10月16日(日)に、大倉山の札幌オリンピックミュージアムと本郷新記念札幌彫刻美術館へ行きました。最近話題の冬季オリンピック招致にも関わる施設と、その近隣に位置する美術館を訪問することで、札幌におけるスポーツ文化と芸術文化を一度に学ぶことが目的でした。また3年次生が進路活動専念のために引退してから、1・2年次生による最初の活動になりました。参加者は2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の4名でした。 
 
 地下鉄東西線西28丁目駅に集合し、バスで札幌オリンピックミュージアムへ向かいました。到着すると人の多さに驚きました。天気が良かったこともあり、札幌市民だけでなく関西方面や中国から来たと思われる団体旅行客もいて、とても賑わっていました。

   

 大倉山ジャンプ競技場のすぐ下に位置するこの施設では、オリンピックの躍動感や感動が味わえる大迫力のパノラマシアターや、1972年札幌冬季オリンピックの軌跡をたどる展示に加えて、オリンピック開催都市としてのレガシーをより深く次世代に継承していくため、古代オリンピックの誕生から近代オリンピックへの変遷やパラリンピックについてのコーナーにより、オリンピック・パラリンピックの歴史や理念について学べる魅力ある展示内容となっています。
 部員たちはオリンピックに関わる様々な展示物や、マシンを使ったスキージャンプ・ノルディックスキー・ボブスレー・アイスホッケー体験などでオリンピックやウィンタースポーツについて理解を深めることができました。

        

 ミュージアム見学後はリフトでジャンプ台の上にある展望台から札幌を一望しました。札幌は夜景で有名ですが昼間もきれいで、札幌の中心部だけではなく、英藍高校方面や石狩湾も良く眺めることができました。

   

 展望台を降りてからミュージアムの休憩所で昼食を取った後、坂道を下って本郷新記念札幌彫刻美術館へ向かいました。

 

 本郷新記念札幌彫刻美術館は、札幌市中央区宮の森の閑静な住宅街のなかにある小さな美術館で、戦後日本を代表する札幌生まれの彫刻家・本郷新(ほんごう・あらた、1905-1980)の彫刻・絵画など1,800点余りの作品を所蔵しています。本館と記念館の二つの建物があり、本館では、さまざまな視点から本郷新の芸術を紹介するコレクション展や、彫刻や立体造形に関する企画展を開催しています。本館と隣接する記念館は、かつて本郷新がアトリエ・ギャラリーとして建てた邸宅で、本郷新の彫刻・絵画作品のほか、全国各地に設置された本郷新の野外彫刻の石膏原型、制作道具や家具類を常設展示していて、かつての邸宅の雰囲気を味わいながら、本郷の彫刻とその制作の息吹にふれることができます。 

 当日、本館では「建築家上遠野徹と本郷新の宮の森アトリエ」と題した特別展が開かれていました。本郷新記念札幌彫刻美術館の記念館となっている建物を設計した、北海道を代表する建築家上遠野徹(かとの・てつ、1924-2009)と本郷新それぞれの仕事ぶりを知ることのできる写真や図面、模型、イメージスケッチなどを通して、この建物に込められた両者の思いを知ることができました。

 両館とも内部は写真撮影禁止だったので、こちらにその様子を載せることはできませんが、部員たちは普段目にすることのない迫力ある彫刻作品や、建築に関わる精巧な図面や模型、珍しいスケッチなどを直接見ることで、貴重な経験を得られました。

 
 部員たちは、以下のような感想を述べていました。

・色の塗られていない古いスキー板に驚いた。
・冬季オリンピックを通じた札幌の発展の話や、日本そして北海道出身のオリンピアンの使用した道具が興味深かった。
・展望台に来たのは7年振りくらいだったが、記憶よりもとても広い範囲を見ることができて良かった。
・彫刻美術館の特別展では、展示されていた写真や模型などが40年以上前のものとは思えないほど、逆に新しさを感じた。また記念館にある作品の彫刻や、アトリエだったころの写真を見ると本当にすぐそこに本郷さんがいるように思えた。
・建築の分野で「当時では奇抜」→「今でも美しい・近代的」という「時の美」を自分なりに感じることができた。
・眼鏡を忘れてきたのが痛かった。景色も作品のもっとはっきり見たかった。

・3年生がいない初めての活動でしたが、これからも先輩と協力・分担して上手くやって行く手応えがつかめた。


 来月は石狩方面への巡検を予定しています。

9月の活動

 9月の活動は、前期期末考査終了後の9月3日(土)に北海道開拓の村へ行きました。当初は8月の夏休み明けに行く予定でしたが、参加できない3年生がおり、3年生は今回の活動後は進路活動のためにしばらく参加できなくなるので、全員参加できるこの日にしました。北海道開拓の歴史をダイレクトに感じることができる施設で、このメンバーで行ける機会をずっと待っていました。参加者は3年次生2名、2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の計6名でした。 
 
 地下鉄東西線新札幌駅に集合し、バスで開拓の村へ向かいました。

  

 北海道開拓の村は、明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を、54.2ヘクタールの敷地に移築復元・再現した野外博物館です。開拓当時の生活を体感的に理解してもらうこと、文化の流れを示す建造物を保存し後世に永く伝えることを目的に、1983年4月に開村しました。開拓時代の人たちの知恵と努力を見ることができ、建造物一つ一つが開拓当時へ導いてくれるような雰囲気があります。本校のそばに住んでいる生徒の一人は、篠路の龍雲寺の古い建物がこちらへ移築されていることを知っていて、訪れることをとても楽しみにしていました。

 とてもたくさんの建物があり、全てを見ることは叶わないのでいくつかピックアップすることにし、旧北海中学校、旧龍雲寺、旧青山漁家住宅、旧土屋家はねだし、旧秋山家住宅、旧田村家北誠館蚕種製造所、旧札幌農学校寄宿舎(恵迪寮)を見学しました。学校や実業的な施設が中心になりましたが、その当時の雰囲気をしっかり感じ取ることができました。

     

 見学の途中で昔の遊びを体験するコーナーを見つけ、輪回しや竹馬にもチャレンジしました。なかなか難しくて苦戦しました。また村内をまわる馬車は珍しく、馬の姿に癒されました。

         

 見ることの出来なかった施設もたくさんあったので、次年度以降も継続的に訪問したいと思いました。

 部員たちは以下のような感想を述べていました。

・和風の建物、洋風の建物の両方を見て、比較できて面白かったです。
・昔の遊び道具の体験が楽しかった。
・竹馬は難しくて、自分には乗れそうになかった。
・北海中学校や恵迪寮は木製の部分が多く、構造も面白かった。
・旧青山漁家住宅では、当時のリアルな漁師生活を知ることができた。
・体験型アクティビティとしてすごい施設だと思った。
・建物は洋風でも展示物は和風であるなどが、とても興味深かった。
・進行方向左側に洋風建築、右側に和風建築を並べている工夫に気付いた。
・畑や池などもあり、自然も多く感じることができた。

 次回からは1・2年次生での活動となります。行き先は未定です。