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4月の活動その2

 4月2回目の活動は、4月29日(土)に「札幌市中心部文化施設巡検」と称して、札幌テレビ塔、札幌市民交流プラザ(hitaru)、札幌市時計台へ出かけました。(もう一つ札幌市資料館も予定していましたが時間が足りず、次回以降にまわすことにしました。)前回は「体験入部」という形でしたが、今回は新入部員を含めて全員がそろっての活動となりました。参加者は3年次生1名、2年次生2名・1年次生1名、顧問の菊池教諭と武藤教諭の計6名でした。

 JR札幌駅に集合し、徒歩で札幌テレビ塔へ向かいました。連休中ということもありイベントが行われていたり、団体の外国人観光客が多数いたりなど、とても賑やかな様子でした。

     

 札幌テレビ塔は札幌のシンボルの1つで、生徒たちも一度は来たことのある施設ですが、幼稚園や小学生の頃に家族と来たというケースがほとんどでした。高校生になって目線の高さが変わり、また様々な知識が身に付いたこの時期に改めて訪れることで、見える札幌の景色の印象が変わったと皆が口にしていました。

 札幌テレビ塔の後は、至近距離にある札幌市民交流プラザ(hitaru)へ向かいました。

     

 札幌市民交流プラザは札幌市民ホールと道を挟んで向かい側に位置していて、図書館やオペラハウス、演劇用スペースなどを有するする札幌市の総合型文化施設です。HTBの本社やカフェ、レストランなども併設しており、立地の良さからたくさんの人たちが訪れる魅力的な場所になっています。当日もフリーマーケットや写真展なども行われており、生徒たちは文化施設+αの様子を興味深く見学していました。また2階の自習の出来るスペースで、高校生・専門学校生・大学生・社会人の人たちが勉強に取り組んでいる様子を見て、刺激を受けていました。

 札幌市民交流プラザの次は、これまた徒歩数分の距離の札幌市時計台へ行きました。札幌観光の目玉の1つで、この日もたくさんの観光客が見られました。元々は北海道大学の前身である札幌農学校の演武場として使われていた建物で、現在は1階が札幌農学校や北海道開拓に関わる展示、2階は演奏会などに使えるホールになっています。

        

 札幌市時計台も、生徒たちは小さい頃に来たことはあっても、高校生になったいま改めて訪問して新たに気付いたことがいろいろあったようで、たくさんの学びがあったようでした。

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・昔テレビ塔に登った時は高いなぁ、とか町並みがよく見える、くらいしか感じなかったが、今回は札幌がどんな風に変わっていったのか、そしてこれからどのように変わっていくのか、などを感じたり考えるようになった。
・昨年訪れた大倉山ジャンプ台から見た札幌を逆から見た風景で、興味深かった。
・図書館や自習スペースを、学生としてより積極的に利用したい。
・自分には石狩図書館で十分だが、あの空間で勉強するのはリフレッシュできそうだと思った。
・時計台の中が資料館のようになっていることを知らなかった。また音楽や小説などの題材になっていることも知らなかった。
・明治時代の洋食のサンプルが出来上がりすぎていた。
・北大博物館での展示と重なる部分も多く、札幌農学校のことを詳しく学習できてたくさんの知識も身についた。 
・先生方を含めて初めて6人で活動できて、楽しく札幌について学べる良い機会になった。
・先生方も含めて、全員が仲の良い部活だと思った。またこのメンバーでも郷土研究部を明るく楽しい部活動にしていきたい。