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2021年5月の記事一覧

4月の活動

 今年度最初の活動は3年次生2名、2年次生2名、1年次生1名、顧問の菊池の計6名で、4月24日(土)に北海道立近代美術館と北海道立三岸好太郎美術館を見学しました。近代美術館については、昨年ミイラ特別展見学の予定がありましたが、コロナで特別展自体がなくなったこともあり行くことができず、ある意味リベンジとなりました。

 地下鉄東西線西18丁目駅に集合して、徒歩で近代美術館へ向かいました。

 

 近代美術館では浮世絵に関する特別展をやっていて、まずそちらを見学しました。浮世絵やそれらが描かれた江戸時代の様子について、授業では習わないようなネタも多く、生徒たちは興味深そうに見入っていました。常設展については、北海道に関わる画家や彫刻家の作品が多く並び、絵も素晴らしかったのですが、生徒たちは特にガラス細工の作品にとても興味をひかれている様子でした。(*写真撮影禁止だったので、内容を紹介できないのが残念です。)

    

 近代美術館2階の休憩スペースで各自昼食をとった後、隣接する三岸好太郎美術館へ向かいました。

  

 札幌生まれ、戦前の日本洋画壇を駆け抜け、31歳の若さで急逝した三岸好太郎(1903~34)の作品を集めた美術館で、彼の作品が数多く展示されていました。生徒たちは三岸氏のことをあまり知らないようでしたが、フラッシュ無しでの写真撮影も可能だったことから、興味深そうに見学・撮影をしていました。 

  

今回の見学について、生徒たちは以下のような感想を述べていました。

【近代美術館の特別展について】

・浮世絵で一番面白かったのは歌川国貞の展示品で、化け物や面白い曲芸を描いていて印象的でした。

・当時の江戸の雰囲気が感じられた。髪の毛の描き方などが細かかった。

・個人的には「流行猫の曲鞠」というのが、かわいくて良かったです。

・浮世絵から当時のいろいろな文化や流行のものが分かって面白かった。

・浮世絵がメディアのようになっていたことを、初めて知ることができて良かった。

 

【近代美術館の常設展について】

・20メートルくらいの長い作品があって、四季や物語を歩きながら見て楽しめるのが印象的でした。

・ガラスの作品には人型、玩具のようなもの、氷のように見えるもの、柔らかそうに見えるもの、など様々なものがあり面白かった。

 

【三岸好太郎美術館について】

・赤色、青色、黄色、で様々な意味を込めた三岸好太郎の絵がシンプルかつ思い(情熱)のあるものでした。

・人物画から抽象的なものまで、多種多様な作品があって興味深かった。

 

【全体を通しての感想】

・近代美術館の庭にもいろいろな作品があって楽しめた。

・たくさんの作品を見ることができて、また普段一人では来ないので良い経験になった。