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2022年7月の記事一覧

7月の活動その2

 今月2回目の活動は7月16日(土)に、小樽市総合博物館へ行きました。鉄道関係中心の本館と歴史・文化・自然中心の運河館に分かれていて、数年前に運河館へは行ったことがありましたが、本館は今回が初めてでした。昨秋に小樽水族館へ行ったので、生徒・教員共々少し懐かしい気分にもなりました。参加者は3年次生2名、2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の計6名で、久しぶりに全員で行くことが出来ました。 
 
 JR札幌駅に集合し、小樽駅からはバスで本館へ向かいました。

   

 本館は国指定重要文化財の旧手宮鉄道施設を含んだ、北海道開拓期の鉄道・歴史の展示がメインで、屋内外に実物の車両も展示されていているので、いわゆる鉄道ファンにはたまらない場所になっています。当日も雨模様にもかかわらず、思いの外たくさんのお客さんが来場していました。

       

 中をひと通り見学して屋外展示を見に行くと、ちょうどアイアンホース号乗車の時間になり、短距離ではありますが客室に乗って蒸気機関車体験ができました。

     

 本館を見学した後は、旧手宮鉄道の線路跡を辿りながら徒歩で運河館へ向かいました。途中地元の市場にも寄り道しながらゆっくり向かいました。生徒たちは札幌では見かけない、古い街並みも楽しんでいました。

 

     


 生徒たちは次のような感想を述べていました。

・鉄道に関する展示が多く、それに関連して見えてくる小樽の地理や歴史がとても魅力的に感じた。
・線路を敷く過程や石炭を運ぶ様子を再現した模型が興味深かった。
・小樽の自然や動物、昔の人が使っていたものなどを直接見ることが出来て楽しかった。特に昔の人の火起こし体験や、動物の鳴き声が面白かった。
・明治時代の洋風・石造りの建物とその内部の再現が面白かった。小樽が栄えていた時の様子もよく分かった。
・工場が多いのが札幌との違いだと思った。
・札幌と違って小樽は明治から大正時代を感じさせるレトロな建物が多くて、個人的にはこちらの方がいいなと思った。
・みんなと食べたラーメンが美味しかった。

 8月の巡検は、北海道開拓の村を予定しています。

7月の活動その1

 今月は今まで活動が制限されていた鬱憤を晴らすべく(⁈)、2回続けて出かけて来ました。その第1回目として学校祭の代休日の7月12日(火)に、北海道立近代美術館へ行きました。2年前に行くつもりで、しかしコロナ禍で中止となった古代エジプト展を観覧することが目的でした。参加者は3年次生2名、2年次生1名、そして今月入部した1年次生1名、顧問の菊池教諭の計5名でした。 
 
 地下鉄西18丁目駅に集合し、徒歩で北海道立近代美術館へ向かいました。

  
 今回の古代エジプト展は1818年設立、約2万5千点にのぼる世界屈指の質と量を誇るエジプトコレクションを有するオランダのライデン国立古代博物館の所蔵品から、人や動物のミイラを含む約250点が厳選されて展示されていました。7月10日(日)に始まったばかりということもあり、平日にもかかわらず大変混み合っていました。日本の博物館・美術館の慣習に倣い写真撮影は禁止でしたが(諸外国では写真撮影可が多い)、生徒たちは貴重なコレクションを直接見ることで、各々様々な発見をしている様子でした。

   

 古代エジプト展を見た後は常設展も見学し、歴史やアートにたっぷり触れる一日となりました。美術館内の休憩スペースはゆったりしていて、当日のまとめの作業もその場でゆとりをもって行うことができました。

 

 生徒たちは次のような感想を述べていました。

・ピラミッドや神殿の模型はあまり見ることの出来ないものだったので、貴重な機会でした。
・ミイラをCTスキャンなどの最新技術で調べることで、病気や身につけていたものを発見できて面白いと思った。
・エジプト文明は前から興味があったけど、新しく知ることもあって良かった。
・動物のミイラもあって面白かった。
・ミステリアスな雰囲気を感じた。またミイラを納める棺は石だと思っていたので、木で作られていたことが意外だと思った。
・常設展の中原悌二郎さんの作品は初めてでしたが、建物も人物も本物にしか見えなくてすごいと思った。
・「祈りの朝」は、戦争時代の日本の様子をよく表せていると思った。
・美術の時間に油絵をやった時にとても苦労したけど、ここでは大きな油絵があってこれを完成させていることに驚いた。
・油絵での陰の作り方、絵の具の濃淡など、自分の作品作りにも活かせそうなものばかりだった。

 7月第2回目の巡検は、小樽市総合博物館の見学へ行きました。次回報告します。