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2021年8月の記事一覧

7月の活動その2

 5月と6月に活動できなかった分、7月は2回出かけようということで夏休み初日に当たる7月22日(木・祝)に、3年次生から強い希望があった南区のノースサファリサッポロへ行きました。参加者は3年次生2名、2年次生2名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の計7名で、久しぶりに全員がそろいました。

 地下鉄南北線真駒内駅に集合して、そこからバスに乗り豊滝小学校前で降車、その後無料送迎バスでノースサファリまで行きました。4連休の初日で天気も良く、道路は混みノースサファリにもたくさんのお客さんが来ていました。

 

 ノースサファリサッポロは「見て、ふれて、癒される!体験型テーマパーク」がキャッチフレーズで、円山動物園や旭山動物園にいるようなキリンやゾウなどの大型動物はいませんが、小型の動物に実際に触れたり、触ることのできない猛獣に距離を置いて餌やり体験ができる施設です。生徒たちは実際に動物たちと触れ合いながら、動物や自然の大切さを学んでいました。(当日はカンカン照りで気温も高く、哺乳類を中心に動物たちも暑さにやられていたようでした。)

           

今回の見学について、生徒たちは以下のような感想を述べていました。

【ノースサファリサッポロの施設について】

・水辺の動物のために、川の水を使って高低差で水を循環させていることに驚いた。

・暑さ対策で動物たちに扇風機を使っているのが印象に残った。

・BBQコースや水上レストラン、デンジャラスゾーンなど工夫された様々な施設が面白かった。

 

【動物たちについて】

・人に慣れていておとなしい動物が多かった。

・ワニやヘビに触れあえて、貴重な経験になった。

・ピラニアやワシなどは怖かった。

 

【全体を通しての感想】

・実際に動物に触ることができて楽しかった。

・真駒内駅からのノースサファリまでの景色も良くて、移動も楽しかったです。

7月の活動

 4月末に第1回の活動をした後、コロナの影響で出かけることができませんでしたが、7月に入って再び活動ができるようになり、以前から考えていた東区内に近接する札幌村郷土記念館とサッポロビール博物館へ行ってきました。参加者は3年次生1名、1年生次1名、顧問の菊池の計3名でした。

  地下鉄東豊線環状通東駅に集合して、徒歩で札幌村郷土記念館へ向かいました。

 札幌村郷土記念館は、北海道開拓の中心である札幌の開基の源流となった札幌村建設と大友堀の開削、そしてそれらを主導した大友亀太郎氏についての事績を中心に展示している施設です。1階には開拓当時の様子や使っていた農業用道具類や日用品を、2階には大友亀太郎氏と当時の人々の生活ぶりを示す資料を多数展示していて、特に農地に関わる書類・医学書・学校の教科書・玉ねぎ栽培と輸出に関する資料など、この地に暮らしていた人たちの暮らしぶりやその熱気が伝わる展示に、生徒たちは強い関心を示していました。

 続いて地下鉄東豊線に乗り、東区役所前駅から徒歩でサッポロビール博物館へ向かいました。

 1987(昭和62)年7月に開館したサッポロビール博物館は、日本初のビールに関する専門博物館です。展示は開拓使麦酒醸造所にはじまるサッポロビールの歴史を中心としたビール産業史を紹介しています。博物館の建物は明治期に建設された赤レンガの建物で、これ自体が文化財といえるもので、1890(明治23)年に札幌製糖株式会社の工場として竣工しました。1903年5月に札幌麦酒が買収し、ビールの原料となる大麦を麦芽にする製麦所に改修、1905年4月に操業を開始しました。そして1965年1月に閉鎖されるまでの60年間、製麦所として使われていました。生徒たちは展示物をじっくりと見ていて、強い関心を示していました。

今回の見学について、生徒たちは以下のような感想を述べていました。

【札幌村郷土記念館について】

・1階と2階だけでなく、階段の壁にもたくさんの展示があった。

・開拓使の人たちが使っていた農具や家具などの道具がそのまま展示されていた。  
・札幌の始まりは東区であることに驚きましたが、札幌小学校や札幌中学校が中央区ではなく東区にあるのも、展示されていた古い地図や写真を見て納得しました。

 

【サッポロビール博物館について】

・サッポロビールに渋沢栄一が関わっていたことに驚きました。

・ビール造りに関わった人たちのつながりで、新潟や鹿児島とも関係が深いことが分かった。

・外国人観光客が、スマホの翻訳アプリを使って見学しているのを見て驚きました。