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2022年12月の記事一覧

活動内容報告について

 以前は学校祭の時に、巡検した先を2~3か所ピックアップして活動内容を模造紙にまとめて発表していましたが、昨年度からは毎回活動内容報告を作り、1階の生徒玄関前ホールに掲示しています。部員たちは放課後に、和気あいあいと作成に励んでいます。以下の写真は今月のものです。

12月の活動

 先月は石狩方面の巡検を予定していましたが、コロナの影響で叶いませんでした。10月以来の活動ということで、12月10日(土)に当初から計画していた北海道博物館見学へ出かけました。9月の活動で隣接する北海道開拓の村へ行きましたが、深いつながりのある両施設を近い間隔で訪れることは意義深いと考えていました。参加者は2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の計4名でした。 
 
 地下鉄東西線新札幌駅に集合し、バスで開拓の村へ向かいました。    

 北海道博物館(愛称:森のちゃれんが)は、北海道の自然・歴史・文化を紹介する北海道立の総合博物館で2015年4月に開館しました。北海道開拓記念館(1971年開館)と道立アイヌ民族文化研究センター(1994年開所)という2つの道立施設を統合して新たに開設され、自然環境と人とのかかわりや、アイヌ民族の文化、本州から渡ってきた移住者のくらしなどを調査・研究し、北海道民の貴重な宝である資料を収集・保存し、展示や教育、イベント・事業などを行っています。

 入口ではナウマン象とマンモスの骨格レプリカが見学者を迎え、その後プロローグ「北と南の出会い」、第1テーマ「北海道120万年物語」、第2テーマ「アイヌ文化の世界」の展示が続きます。北海道の成り立ち、アイヌの人たちの暮らし、北海道開拓の歴史などが印象的な展示物とともに詳しく説明されていて、生徒たちは引き込まれるように熱心に見学していました。

  

         

 2階へ移ると、第3テーマ「北海道らしさの秘密」、第4テーマ「私たちの時代へ」、第5テーマ「生き物たちの北海道」となり、今から百年前以内の人々の暮らしや現在の自然についての内容がメインの展示となり、生徒たちはより親しみを持って見学していました。

     

 部員たちは、以下のような感想を述べていました。

・自然から歴史、文化まで幅広く学べました。また分かりやすい図解や音声案内のおかげで、北海道に関する知識を深めることが出来ました。
・特にアイヌ文化(衣服・言語・近代的な製品など)について、教科書には載っていないようなことも事細かに学ぶことが出来て良かったです。菊池先生の解説も分かりやすかったです。
・アイヌの松前藩の「鮭100匹」と「米俵」の交易の公平性について、菊池先生との対話を通じて、改めて考えることが出来た。
・初めて行きましたが、時代の流れが分かりやすかったです。最初の文化に関する展示は少し難しさも感じましたが、本州など他の地域との違いを知ることが出来て面白かったです。
・以前から北海道特有の建築(家)について興味がありましたが、それらについて詳しく展示されていて面白いと思いました。

 来月は、ずっと行きたいと考えていたウポポイ見学を計画しています。