北海道札幌英藍高等学校
北海道札幌英藍高等学校
今月は今まで活動が制限されていた鬱憤を晴らすべく(⁈)、2回続けて出かけて来ました。その第1回目として学校祭の代休日の7月12日(火)に、北海道立近代美術館へ行きました。2年前に行くつもりで、しかしコロナ禍で中止となった古代エジプト展を観覧することが目的でした。参加者は3年次生2名、2年次生1名、そして今月入部した1年次生1名、顧問の菊池教諭の計5名でした。
地下鉄西18丁目駅に集合し、徒歩で北海道立近代美術館へ向かいました。
今回の古代エジプト展は1818年設立、約2万5千点にのぼる世界屈指の質と量を誇るエジプトコレクションを有するオランダのライデン国立古代博物館の所蔵品から、人や動物のミイラを含む約250点が厳選されて展示されていました。7月10日(日)に始まったばかりということもあり、平日にもかかわらず大変混み合っていました。日本の博物館・美術館の慣習に倣い写真撮影は禁止でしたが(諸外国では写真撮影可が多い)、生徒たちは貴重なコレクションを直接見ることで、各々様々な発見をしている様子でした。
古代エジプト展を見た後は常設展も見学し、歴史やアートにたっぷり触れる一日となりました。美術館内の休憩スペースはゆったりしていて、当日のまとめの作業もその場でゆとりをもって行うことができました。
生徒たちは次のような感想を述べていました。
・ピラミッドや神殿の模型はあまり見ることの出来ないものだったので、貴重な機会でした。
・ミイラをCTスキャンなどの最新技術で調べることで、病気や身につけていたものを発見できて面白いと思った。
・エジプト文明は前から興味があったけど、新しく知ることもあって良かった。
・動物のミイラもあって面白かった。
・ミステリアスな雰囲気を感じた。またミイラを納める棺は石だと思っていたので、木で作られていたことが意外だと思った。
・常設展の中原悌二郎さんの作品は初めてでしたが、建物も人物も本物にしか見えなくてすごいと思った。
・「祈りの朝」は、戦争時代の日本の様子をよく表せていると思った。
・美術の時間に油絵をやった時にとても苦労したけど、ここでは大きな油絵があってこれを完成させていることに驚いた。
・油絵での陰の作り方、絵の具の濃淡など、自分の作品作りにも活かせそうなものばかりだった。
7月第2回目の巡検は、小樽市総合博物館の見学へ行きました。次回報告します。
5月は部員の体調不良など様々な事情で残念ながら活動できず、今年度2回目の活動は6月11日(土)に札幌市資料館と北海道大学植物園へ出かけました。どちらも札幌の中心部に位置する便利な立地で、札幌の歴史や北海道の自然を学ぶのにぴったりな施設です。参加者は3年次生2名、顧問の菊池教諭と武藤教諭の計4名でした。
地下鉄大通駅に集合し、大通公園を歩きながら札幌市資料館へ向かいました。
札幌市資料館の建物は大正15年(1926年)に、札幌控訴院として誕生しました。控訴院は現在の高等裁判所にあたるもので、札幌では昭和48年(1973年)に裁判所合同庁舎が新設されるまで裁判が行われてきましたが、その後は札幌市資料館として市民に開かれた施設となり、令和2年(2020年)12月に国の重要文化財に指定されました。札幌軟石とレンガを交互に組み合わせて積み上げる工法で作られており、その外観も特徴的です。
建物の中は、まちの歴史展示室、美術作品展示のための貸しギャラリー、札幌出身の画家・漫画家のおおば比呂司さんの記念室、そして刑事法廷展示室からなっていて、生徒たちは興味深そうに見学していました。
刑事法廷展示室では、当時の裁判の雰囲気を感じることができました。また大正・昭和初期に実際に起こった事件の紹介・説明もあり、その内容に生徒たちも驚いていました。
札幌市資料館の次は、徒歩10分ほど札幌駅方面へ向かい北海道大学植物園へ行きました。この植物園は、札幌農学校(北海道大学の前身)の教頭だったW.S.クラークが、1877(明治10)年に開拓使に対し植物学の教育には植物園が必要であると進言したことに始まります。開拓使によってつくられた博物館とともに植物園用地(現在地)が札幌農学校に移管され、のちに初代園長となる宮部金吾が計画・設計をし、1886(明治19)年に開園しました。近代的植物園として我が国で初めて造られたもので、日本で2番目に古い植物園です。その後、高山植物園(1938(昭和13)年造成)やカナディアン・ロックガーデン(2001(平成13)年造成)などが整備され現在に至ります。また、1989(平成元)年には博物館本館等が国の重要文化財に登録されました。
様々な施設がある中、今回は博物館、構内の植物、温室を見学しました。
博物館ではヒグマや絶滅したエゾオオカミなど北海道で見られるたくさんの動物の剥製があり、生徒たちは熱心に見学していました。南極で生き残った樺太犬タロの剥製も印象的でした。
博物館見学後は自由に構内を見学し、温室に集合することにしました。生徒たちは各々見学し、たくさんの植物の美しさを堪能しました。
最後に集合した温室の休憩場所で、1935年に撮影されたアイヌの熊送りの動画が上映されていて、生徒も教員もその貴重さに驚きながら見入りました。
生徒たちは次のような感想を述べていました。
・札幌市資料館では札幌の歴史を知ることができ、展示品も興味深かった。
・おおば比呂司さんの絵本や童話が素晴らしかった。
・北大植物園の博物館では動物の剥製や卵を見て、動物の大きさと卵の小ささのギャップを感じた。
・途中まで雨が降っていたのが残念だったけど、そのおかげか晴れてからきれいな写真を撮れた。
次回の巡検は、7月に北海道近代美術館や小樽博物館の見学を計画しています。
今年度最初の活動として、4月29日(金・祝)にサケのふるさと千歳水族館へ出かけました。本当は昨年度3年生が卒業する前に一緒に出かけたかったのですが、コロナの影響で叶わず、今回やっと訪問が実現しました。参加者は3年次生2名、2年次生1名、顧問の菊池教諭と武藤教諭の計5名でした。
JR札幌駅に集合し、新千歳空港行きの快速エアポートで千歳駅へ向かいました。千歳駅から徒歩10分程度の近距離にあり、道の駅に隣接していることから車で訪れる人もたくさんいました。
「日本最大級の淡水魚水族館」という触れ込みどおり、入口から最初にお目にかかる「サーモンゾーン」・「支笏湖ゾーン」では、サケ以外にイトウやチョウザメなどサケ科の仲間やヒメマスを見ることができました。また「体験ゾーン」や「カイツブリ水槽」では、ドクターフィッシュに触れたり水鳥のカイツブリを至近距離で観察することができました。
さらに「千歳川ロード」・「世界の淡水魚」・「水中観察ゾーン」・「なるほど⁉サーモンルーム」などのエリアでは魚以外の水辺の生物のことや、アイヌの人々・北海道開拓に関わるサケの利用法など、様々な視点で自然を学ぶことができました。
見学を終わりかけた頃、サケの稚魚の放流体験の案内があり、コップに入れた稚魚を川に放流することができました。観光客の方々も歓声を上げて楽しんでいて、貴重な経験になりました。
生徒たちは次のような感想を述べていました。
・サケと人間の関わりの歴史やサケの放流について、様々なことを学ぶことができました。ドクターフィッシュの体験は面白かった。
・他の水族館では見られないものがたくさんあって興味深かった。あと親サケがボロボロになって卵を守っているのがすごいと思った。感謝して食べます。
・タレントのさかなクンが来たことに関する展示に驚いた。また近くに公園や道の駅があって、とても良い場所だったと思いました。
次回の巡検は小樽方面を計画しています。
【2022年度】郷土研究部の紹介
今年度は4月末の段階で新入部員がおらず、2年次生男子1名、3年次生女子2名の計3名で活動をスタートすることになりました。(顧問は菊池教諭、武藤教諭の2名です。)
これまでと同様、文化的活動と自然観察活動を組み合わせながら、月に1~2回程度、土曜日を中心に巡検を行っていきたいと思います。部会以外でも連絡を密にして、巡検の企画や活動報告の展示物作成のための打ち合わせを重ねていく予定です。一昨年度・昨年度はコロナ禍で例年の半分程度しか活動できませんでしたが、今年度は毎月必ず巡検に出かけたい、と部員一同張り切っています。校内での活動場所は2階ホールまたは社会科教室です。
なお新入部員はいつでも募集中です。気軽に声をかけてください。
(今年度最初の巡検、サケのふるさと千歳水族館にて)
年が明けてから初投稿です。1月に冬休みが明けてから、北大博物館や北海道博物館、千歳水族館の見学など活動の計画を立てていましたが、すべて蔓延防止の関係で出かけることができませんでした。本当は2月末に受験を終えた3年生も交えて、惜別の集いを兼ねた活動をしたかったのですが、残念ながら叶いませんでした。
卒業式前日の2月28日(月)、卒業式予行前の昼休みに短時間ではありましたが、3年生と後輩たちの惜別の場を設けました。卒業する2人は道内の大学に進学するということなので、都合が合えば新年度の最初の活動にOBとして来てくれないかな、など話が盛り上がりました。手作り感たっぷりの色紙と記念撮影で、3年生を送り出すことができました。
3~4月にかけてはまだ先が読めませんが、新入生の勧誘と次年度の活動場所・内容について、部員と顧問でじっくりと考えていきたいと思います。
令和7年度高文連石狩支部囲碁将棋春季大会について
申込書ファイルをダウンロードし、申込書に必要事項を入力の上、ファイル添付にてメールでお申し込みください。
締切は4月21日(月)です。
なお、「春季大会開催要項.pdf」で、参加料の訂正が入りました。
・春季大会開催案内 2025春季大会の開催について(ご案内).pdf
・春季大会開催要項 2025春季大会開催要項(修正).pdf
・大会参加申込書 2025春季大会申込書.xlsx
・顧問会議開催案内 2025春季大会顧問会議の開催について.pdf
・個人肖像権承諾書 2025春季大会個人肖像権承諾書.docx
また、教職員と生徒との連絡手段について、次のように規定しています。
教職員と児童生徒との連絡手段に係わる規定(H27.6改定).pdf