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郷土研究部

4月の活動内容報告について

 5月の連休に入る直前に、4月の活動(北海道神宮・円山動物園見学)の活動報告を1階生徒玄関前ホールに掲示しました。手描きのイラストや新入部員の新しいアイデアも取り入れ、昨年度よりも分かりやすく、さらに印象的な内容になりました。今後も楽しみです。

4月の活動

 今年度最初の活動は、4月17日(月・代休日)に北海道神宮と円山動物園へ出かけました。まだ部局結成ミーティングが行われる前でしたが、入部希望者に対する「体験入部」という形で少し早めに実施し、場所も分かりやすい所ということで動物園をメインにしました。参加者は部員の2年次生1名、体験入部の2年次生1名・1年次生1名、顧問の菊池教諭の計4名でした。

 地下鉄円山公園駅に集合し、徒歩で円山公園へ向かいました。本来の予定では円山登山をしてから動物園見学でしたが、前日・当日の雨天・低温に加えて、円山付近で熊が出没したとの情報もあり、急遽北海道神宮見学に切り替えました。

   

 悪天候の平日にもかかわらず外国人観光客がたくさん訪れていて、ちょっとした賑わいも見られました。コロナ禍の真っ只中では手水舎も閉じられていることが多かったようですが、今回はきちんと手を清めてからお参りすることが出来ました。

 北海道神宮見学を終え、徒歩で近接する円山動物園へ行きました。円山動物園はほぼ毎年必ず訪れていますが、見るべきものが多く毎回新しい発見があるので、生徒たちも楽しみにしています。

   

 動物園正門左手にある動物博物館で、円山動物園の歴史や様々な剥製や標本を見た後、全員でゾウ舎とサル舎を見学しました。サル舎見学後は、生徒たちが自分の好きな場所を自由に見学することにしました。

   

 生徒たちはいろいろ廻ったようですが、体験入部の2年次生(女子)が爬虫類好きで(?!)、爬虫類の写真が多めになりました。

         

 活動終了後、体験入部の2名が正式に入部することを表明し、今年度は3年次生1名・2年次生2名・1年次生1名、そして顧問2名の計6名で活動を始めることになりました。この後も入部希望者が増えることを期待しながら、活動を続けていきます。

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・登山が中止になったのは残念だったけど、北海道神宮は自分の住んでいる所よりも自然の豊かさや静けさ、そして歴史や文化の側面が感じられて新鮮だった。
・文化の日と日本国憲法のつながりや、手水舎についての先生の説明が面白かった。
・ゾウ舎ではゾウの生態を直接見るだけでなく、SDGsについても学ぶことが出来た。
・円山動物園の歴史も学べた。個人的には爬虫類を見ることが一番興奮した。
・写真や動画よりも、やはり実際に見る方が動物の様子が分かりやすかった。
・先月、先輩方が卒業してから寂しく感じていたが、新しい部員が入って、今まで以上にこの部活に明るさや温かさが加わる予感がしてうれしかった。 
・ただ見るだけではなくて、先生が分からないことを補足説明したり、逆に問いかけをしてくれたので、自分でいろいろ考えることが出来た。
・初めて野外活動に参加して、楽しめたし勉強になったことがたくさんあった。これならこの部活動を続けて行けそうだと思った。

 今月はもう一度、月末にテレビ塔や時計台など札幌市中心部施設見学の活動を予定しています。

3月の活動内容報告について

 令和5年度最初のホームページ更新です。4月10日(月)午後に入学式が行われましたが、その直前に3月の活動(北大博物館見学)の活動報告を1階生徒玄関前ホールに掲示しました。

 入学式終了後、新1年生や保護者の方々にも見ていただけました。4月12日(水)の放課後には1階社会科教室にて入部説明会を行い、部員がプレゼンテーションソフトで作成したスライドを使って活動内容を紹介しました。(1年生女子生徒1名が来てくれました!!)他にも興味を持っている1年生がいるという噂もあり(?!)、少しでも多くの入部希望者が現れることを期待しています。

3月の活動

 今年度最後の活動は3月19日(日)に、ここ数年毎年訪問している北海道大学総合博物館(以後、博物館とします)見学へ行きました。北海道大学設立の歴史から、北海道開拓の歴史や各学部の研究紹介など展示内容が豊富で、天気の良い休日ということもあり、たくさんの外国人観光客や一般市民が来ていました。参加者は2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭の計3名でした。 
 
 JR札幌駅に集合後、徒歩で現地へ向かいました。

       

 北大正門左側のインフォメーションセンターや、右側の構内案内図を確認した後に、博物館以外の施設をいくつか見学しました。北海道帝国大学初代総長佐藤昌介像、有形文化財の古河記念講堂、クラーク博士像、クラーク会館、北大農学部本館、中谷宇吉郎博士の「人工雪誕生の地」碑、北大構内のセイコーマートなど…分かりやすい有名なものを中心に、菊池教諭が学生時代の話を交えて説明しながら見学しました。

 1時間ほど各施設を見学した後、当日のメインである博物館へ入りました。

       

 1999年春に開館したこの博物館は、昔の理学部の校舎でした。(現在も一部は研究室等に使われています。)130年以上前の札幌農学校時代から収集・保存・研究されてきた400万点にものぼる標本/資料が蓄積されており、こうした北大の多様な研究の伝統を今に伝えるとともに、最先端の研究をさまざまな実物資料や映像で展示紹介しています。また、2016年のリニューアル時に12学部を紹介する展示、多目的スペース、カフェ、ミュージアムショップなども設けられ、より親しみやすい施設になりました。
 生徒たちは北大の歴史、北海道開拓の歴史、各学部の研究研究紹介などを熱心に見学していました。またお昼時は昼食の予定でしたが、多目的スペースに集まり次年度の計画について熱心に語り合い、博物館見学に大きく刺激を受けた様子でした。

 生徒たちは、以下のような感想を述べていました。

・札幌農学校から始まったことは知っていたが、東北大学との関わりは始めて聞いて驚いた。また菊池先生が学生の頃は大学の敷地内で自由にジンギスカンをしていた、という話にも驚いた。
・ロケット、化石、民族研究など想像以上にたくさんの展示があり驚いたが、一番衝撃だったのは皮膚病などを示す模型のムラージュだった。以前ネットで尋常性白斑について見たことがあり気になっていて、今回それを見てムラージュのリアルさに驚いた。
・クラーク博士がキリスト教の考え方を取り入れて新しい教育を行っていたことに関わる展示が、とても印象的だった。
・工学部の展示にあったロケット開発に元日産エンジニアだった教授が関わっていること、教育学部の展示でこの学部が教員養成ではなく子供の教育そのものを研究する学部であること、などを知ることができて印象に残った。また化石や岩石についての研究も、個人的には見応えがあった。

 今回の活動内容報告(ポスター)はすでに完成していますが、校内掲示及びホームページでの掲載は、新年度になってから行います。令和5年度も札幌英藍高校郷土研究部をよろしくお願いします。

2月の活動内容報告について

 先月のロイズカカオ&チョコレートタウン見学についての、生徒たちが作成した報告ポスターです。春休み中も1階生徒玄関前ホールに掲示していますので、新1年生も仮登校の時に見ることが出来ます。よろしくお願いします。