北海道札幌英藍高等学校
北海道札幌英藍高等学校
今年度最後の活動は3月19日(日)に、ここ数年毎年訪問している北海道大学総合博物館(以後、博物館とします)見学へ行きました。北海道大学設立の歴史から、北海道開拓の歴史や各学部の研究紹介など展示内容が豊富で、天気の良い休日ということもあり、たくさんの外国人観光客や一般市民が来ていました。参加者は2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭の計3名でした。
JR札幌駅に集合後、徒歩で現地へ向かいました。
北大正門左側のインフォメーションセンターや、右側の構内案内図を確認した後に、博物館以外の施設をいくつか見学しました。北海道帝国大学初代総長佐藤昌介像、有形文化財の古河記念講堂、クラーク博士像、クラーク会館、北大農学部本館、中谷宇吉郎博士の「人工雪誕生の地」碑、北大構内のセイコーマートなど…分かりやすい有名なものを中心に、菊池教諭が学生時代の話を交えて説明しながら見学しました。
1時間ほど各施設を見学した後、当日のメインである博物館へ入りました。
1999年春に開館したこの博物館は、昔の理学部の校舎でした。(現在も一部は研究室等に使われています。)130年以上前の札幌農学校時代から収集・保存・研究されてきた400万点にものぼる標本/資料が蓄積されており、こうした北大の多様な研究の伝統を今に伝えるとともに、最先端の研究をさまざまな実物資料や映像で展示紹介しています。また、2016年のリニューアル時に12学部を紹介する展示、多目的スペース、カフェ、ミュージアムショップなども設けられ、より親しみやすい施設になりました。
生徒たちは北大の歴史、北海道開拓の歴史、各学部の研究研究紹介などを熱心に見学していました。またお昼時は昼食の予定でしたが、多目的スペースに集まり次年度の計画について熱心に語り合い、博物館見学に大きく刺激を受けた様子でした。
生徒たちは、以下のような感想を述べていました。
・札幌農学校から始まったことは知っていたが、東北大学との関わりは始めて聞いて驚いた。また菊池先生が学生の頃は大学の敷地内で自由にジンギスカンをしていた、という話にも驚いた。
・ロケット、化石、民族研究など想像以上にたくさんの展示があり驚いたが、一番衝撃だったのは皮膚病などを示す模型のムラージュだった。以前ネットで尋常性白斑について見たことがあり気になっていて、今回それを見てムラージュのリアルさに驚いた。
・クラーク博士がキリスト教の考え方を取り入れて新しい教育を行っていたことに関わる展示が、とても印象的だった。
・工学部の展示にあったロケット開発に元日産エンジニアだった教授が関わっていること、教育学部の展示でこの学部が教員養成ではなく子供の教育そのものを研究する学部であること、などを知ることができて印象に残った。また化石や岩石についての研究も、個人的には見応えがあった。
今回の活動内容報告(ポスター)はすでに完成していますが、校内掲示及びホームページでの掲載は、新年度になってから行います。令和5年度も札幌英藍高校郷土研究部をよろしくお願いします。
先月のロイズカカオ&チョコレートタウン見学についての、生徒たちが作成した報告ポスターです。春休み中も1階生徒玄関前ホールに掲示していますので、新1年生も仮登校の時に見ることが出来ます。よろしくお願いします。
2月の活動は、2月25日(土)に、3年生が以前から希望していた当別町のロイズカカオ&チョコレートタウン見学へ行きました。卒業式の前に3年生と後輩たちの惜別の場にもしたいと考え、実現しました。北海道土産として有名なロイズの新しい工場、かつ近隣にJRの駅も新設された話題のスポットです。参加者は3年次生2名、2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の計6名でした。
JR札幌駅に集合、JRでロイズタウン駅へ向かい、到着後徒歩で現地へ向かいました。
ロイズカカオ&チョコレートタウンは、3階のカカオファームゾーンではチョコレートの材料であるカカオについて、2階の工場体験ゾーンでは工場の機械見学や楽しいゲームを通じてチョコレート作りについてを学べる施設でした。(時間の関係で取り組めませんでしたが、チョコレート作りを体験できるコーナーもありました。)またロイズミュージアムでは会社が集めたチョコレートに関係する絵画や、珍しい品々も展示されていて、生徒たちは初めて見るもの、初めて知るチョコレートの知識に興味津々で見学していました。
出口付近では、来場者が感想やメッセージを書くコーナーがあり、みんなで3年生へのお祝いの言葉を書きました。また1階のロビーで3年生への卒業プレゼント贈呈を行い、部活動の卒業もお祝いしました。過去2年間このような形での惜別の場を設けることができなかったので、とても良い機会になりました。
生徒たちは、以下のような感想を述べていました。
・全体的に新しく、綺麗な外観・内装でおしゃれな雰囲気を感じた。
・プレオープンということで工場はまだチョコレート生産をしていなかったものの、体験や図解などを通じて、分かりやすくチョコレート作りの過程を学ぶことができた。
・子供も大人も一緒になって楽しめる施設だと思う。
・カカオ豆を発酵させるためチョコレートは発酵食品である、と書かれているなどたくさんの発見があった。
・施設が思っていたよりも大きく、じっくり見れなかった箇所もあったのでもう一度来てみたいと思った。
・ロイズの発祥が東区だということを知らなかった。以前行ったチョコレートファクトリーの石屋製菓も東区が始まりということで気になった。
今年度最後になる3月の活動は、北大博物館見学を予定しています。
先日のウポポイ訪問について、生徒たちが作成した報告ポスターです。
新年明けての最初の活動は、1月15日(日)に以前から行きたいと考えていた白老町のウポポイ(民族共生象徴空間)見学でした。アイヌに関することを学べる施設ですが、先月の北海道博物館にもアイヌに関わる展示が沢山あり、両施設を続けて見学するのはとてもタイムリーでした。生徒たちは中学校の修学旅行で行ったことがある、もしくは初めてということでしたが、高校生になって新たに歴史を学んだ上で見学することはとても意味があると思いました。参加者は2年次生1名、1年次生1名、顧問の菊池教諭の計3名でした。
JR札幌駅に集合し、特急で白老町へ向かいました。
JR白老駅から徒歩7分ほどで、ウポポイへ到着しました。ウポポイは2020年7月に開業しましたが、コロナ流行と重なりこれまであまり混み合う印象はありませんでした。今回も常に入場する人たちが入口にいるものの、余裕を持って見学できる感じでした。外国人観光客の姿も見られました。入場してからすぐ、体験交流ホール(ウエカリ チセ)での伝統芸能公演を案内され、そちらへ行きました。写真撮影はできませんでしたが、鶴を題材とした踊りが披露されて、生徒たちは強く興味を示していました。
踊りを観た後は、展示物をじっくりと見学しました。先月の北海道博物館にもアイヌ関係の展示は沢山ありましたが、こちらはやはりより専門的であったり、逆に初めて接する人にも分かりやすいものなど、様々な工夫がなされていました。生徒たちは展示物からアイヌ文化について理解を深めるだけでなく、ポロト湖の眺めも楽しみ、新たな発見の多い見学となりました。
直木賞受賞小説『熱源』に登場し、白老にも滞在したことのあるポーランド人文化人類学者ブロニスワフ・ピウスツキ(1866~1918)の胸像と記念撮影した後、昼食を白老駅近くの「haku hostel+bar」でいただきました。こちらのお店は、大正末期~昭和初期に青森県から白老に移住してきた柏村(かしわむら)家が開業・営業してきた「柏村旅館」をリノベーションしてできたもので、白老のお洒落スポットとして人気があります。生徒たちはウポポイとはまた違う雰囲気で、食事を楽しみました。
生徒たちは、以下のような感想を述べていました。
・展示物は北海道博物館と重なるものも多かったが、触れて学べる展示物や、伝統的舞踊・歌唱などは他の施設ではなかなか体験できないので、大きな価値があると思った。
・アイヌと鉄について興味を持った。アイヌが製鉄技術や採掘について知らないと勝手に思っていたので、良い学習になった。またウポポイが出来る前のポロト湖周辺の歴史も興味深かった。
・アイヌ人の俳優、アイヌ人初の国会議員などアイヌ人で活躍する方々の展示は初めて見るもので、とても良かった。
・展示物からアイヌと日本のつながりを感じる一方、和人とアイヌの衝突や民族差別についても詳しく説明されていて、アイヌの人々の不満もよく分かった。
・ウポポイの中でまだ見れなかった所があり、アイヌ料理も食べてみたいのでまた行ってみたい。
来月は、卒業直前の3年次生も交えた巡検を予定しています。
令和7年度高文連石狩支部囲碁将棋春季大会について
申込書ファイルをダウンロードし、申込書に必要事項を入力の上、ファイル添付にてメールでお申し込みください。
締切は4月21日(月)です。
なお、「春季大会開催要項.pdf」で、参加料の訂正が入りました。
・春季大会開催案内 2025春季大会の開催について(ご案内).pdf
・春季大会開催要項 2025春季大会開催要項(修正).pdf
・大会参加申込書 2025春季大会申込書.xlsx
・顧問会議開催案内 2025春季大会顧問会議の開催について.pdf
・個人肖像権承諾書 2025春季大会個人肖像権承諾書.docx
また、教職員と生徒との連絡手段について、次のように規定しています。
教職員と児童生徒との連絡手段に係わる規定(H27.6改定).pdf