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郷土研究部

10月の活動その2

 10月17日(日)の円山動物園に続いて、10月30日(土)に小樽水族館へ行きました。動物好きな部員が多く、動物系は今年度3回目です。前回と同じく当日は低気温ながら天気は良く晴れて、小樽の街もたくさん人が出ていました。参加者は2年次生2名、1年次生1名、顧問の菊池教諭の計4名でした。
 札幌駅からJRとバスを乗り継ぎ小樽水族館に到着すると、すぐにオタリア(オットセイの仲間)とイルカのショーが始まるということで、すぐに会場へ向かいました。オタリアやイルカの見事なショーに、ほぼ満席の客席から喝采が上がっていました。

       

 ショーを見た後は、館内・屋外の海の生き物たちをじっくりと観察しました。本やテレビでは観たことがあっても、本物を目にする機会はなかなかないので、とても貴重な経験になりました。

               

今回の見学で、生徒たちは次のような感想を述べていました。

【小樽水族館について】
・普段見ることの出来ない魚や、初めて見る魚もいて面白かった。名前を忘れてしまったけど、トマトが主食の大きな魚がいることに驚いた。
・ペンギンやセイウチのショーもあるそうなので、また来てみたい。
・「休んでいるだけ」という魚が岩などの周りで固まっている様子は、想像したこともなかったので面白かった。

【小樽の街並み、札幌との違いについて】
・札幌と違って少し昔の雰囲気が強くて興味深かった。紅葉がより映えていた。
・漁業の様子がバスから見えました。船もしっかり見たことがなかったのですごいと思いました。
・札幌のように碁盤の目のような街並みではなく、また坂や和風・洋風の建物などの景色が印象的でした。

 次回はコロナの影響で8月に行くことができなかった、豊平館見学と札幌交響楽団演奏会鑑賞です。

10月の活動

 7月にノースサファリへ行った後、コロナの関係で再び部活動が出来ない期間が続き、8月・9月に予定していた巡検は中止になりました。10月に入りやっと活動が出来るようになり、活動再開第1弾として10月17日(日)に北海道神宮・円山動物園見学へ出かけました。もともと円山登山を予定していましたが、前日の雨・当日の低気温が予想され、予定を変更しました。しかし当日は低気温ながら好天に恵まれ、まさに活動日和でした。参加者は2年次生2名、1年次生1名、顧問の菊池教諭の計4名でした。
 地下鉄東西線円山公園駅に集合して、紅葉の始まった自然豊かな円山公園内を通り北海道神宮境内へ向かいました。ウォーキングやジョギング、犬の散歩をする人、観光客、小さな子供をお宮参りに連れてきた家族などたくさんの人たちとすれ違いました。人集りがあり近づいてみると、エゾリスが数匹いて皆競うようにカメラのシャッターを押していました。

      

 北海道神宮を見学した後は、隣接する円山動物園に直行しました。コロナ禍の名残で未だに入場は予約制でしたが、たくさんの家族連れが訪れていました。まず全員でゾウ舎を見学し、昼食後に各自で興味のある動物を観察しました。円山動物園は初めての場所ではありませんが、いつ出かけても動物たちの行動の新発見があります。

         

今回の見学で、生徒たちは以下のような感想を述べていました。
【北海道神宮について】
・神社の構造を知ることが出来ました。また明治天皇の誕生日やさざれ石の話など、初めて聞いたので驚きました。
・「君が代」の意味や、「衛士」が「警備員」のことであるなど初めて知りました。
・エゾリスがかわいかった。

【円山動物園について】
・円山動物園にゾウが来ることになった経緯や、昔と今のゾウ舎の違いなどがよく分かりました。また自然の環境をイメージした、ゾウのえさの採り方の工夫などがすごいと思った。
・円山動物園で初めてゾウを見て、最初は思ったより小さいと思ったけれど、近くで見ると大きくて驚いた。また爬虫類のコーナーが面白かった。
・ゾウの特徴を説明しているコーナーを見て、ゾウに意外と人間と近い部分もあることを学べた。またアザラシやきれいな色のカエルが印象的だった。

7月の活動その2

 5月と6月に活動できなかった分、7月は2回出かけようということで夏休み初日に当たる7月22日(木・祝)に、3年次生から強い希望があった南区のノースサファリサッポロへ行きました。参加者は3年次生2名、2年次生2名、1年次生1名、顧問の菊池教諭・武藤教諭の計7名で、久しぶりに全員がそろいました。

 地下鉄南北線真駒内駅に集合して、そこからバスに乗り豊滝小学校前で降車、その後無料送迎バスでノースサファリまで行きました。4連休の初日で天気も良く、道路は混みノースサファリにもたくさんのお客さんが来ていました。

 

 ノースサファリサッポロは「見て、ふれて、癒される!体験型テーマパーク」がキャッチフレーズで、円山動物園や旭山動物園にいるようなキリンやゾウなどの大型動物はいませんが、小型の動物に実際に触れたり、触ることのできない猛獣に距離を置いて餌やり体験ができる施設です。生徒たちは実際に動物たちと触れ合いながら、動物や自然の大切さを学んでいました。(当日はカンカン照りで気温も高く、哺乳類を中心に動物たちも暑さにやられていたようでした。)

           

今回の見学について、生徒たちは以下のような感想を述べていました。

【ノースサファリサッポロの施設について】

・水辺の動物のために、川の水を使って高低差で水を循環させていることに驚いた。

・暑さ対策で動物たちに扇風機を使っているのが印象に残った。

・BBQコースや水上レストラン、デンジャラスゾーンなど工夫された様々な施設が面白かった。

 

【動物たちについて】

・人に慣れていておとなしい動物が多かった。

・ワニやヘビに触れあえて、貴重な経験になった。

・ピラニアやワシなどは怖かった。

 

【全体を通しての感想】

・実際に動物に触ることができて楽しかった。

・真駒内駅からのノースサファリまでの景色も良くて、移動も楽しかったです。

7月の活動

 4月末に第1回の活動をした後、コロナの影響で出かけることができませんでしたが、7月に入って再び活動ができるようになり、以前から考えていた東区内に近接する札幌村郷土記念館とサッポロビール博物館へ行ってきました。参加者は3年次生1名、1年生次1名、顧問の菊池の計3名でした。

  地下鉄東豊線環状通東駅に集合して、徒歩で札幌村郷土記念館へ向かいました。

 札幌村郷土記念館は、北海道開拓の中心である札幌の開基の源流となった札幌村建設と大友堀の開削、そしてそれらを主導した大友亀太郎氏についての事績を中心に展示している施設です。1階には開拓当時の様子や使っていた農業用道具類や日用品を、2階には大友亀太郎氏と当時の人々の生活ぶりを示す資料を多数展示していて、特に農地に関わる書類・医学書・学校の教科書・玉ねぎ栽培と輸出に関する資料など、この地に暮らしていた人たちの暮らしぶりやその熱気が伝わる展示に、生徒たちは強い関心を示していました。

 続いて地下鉄東豊線に乗り、東区役所前駅から徒歩でサッポロビール博物館へ向かいました。

 1987(昭和62)年7月に開館したサッポロビール博物館は、日本初のビールに関する専門博物館です。展示は開拓使麦酒醸造所にはじまるサッポロビールの歴史を中心としたビール産業史を紹介しています。博物館の建物は明治期に建設された赤レンガの建物で、これ自体が文化財といえるもので、1890(明治23)年に札幌製糖株式会社の工場として竣工しました。1903年5月に札幌麦酒が買収し、ビールの原料となる大麦を麦芽にする製麦所に改修、1905年4月に操業を開始しました。そして1965年1月に閉鎖されるまでの60年間、製麦所として使われていました。生徒たちは展示物をじっくりと見ていて、強い関心を示していました。

今回の見学について、生徒たちは以下のような感想を述べていました。

【札幌村郷土記念館について】

・1階と2階だけでなく、階段の壁にもたくさんの展示があった。

・開拓使の人たちが使っていた農具や家具などの道具がそのまま展示されていた。  
・札幌の始まりは東区であることに驚きましたが、札幌小学校や札幌中学校が中央区ではなく東区にあるのも、展示されていた古い地図や写真を見て納得しました。

 

【サッポロビール博物館について】

・サッポロビールに渋沢栄一が関わっていたことに驚きました。

・ビール造りに関わった人たちのつながりで、新潟や鹿児島とも関係が深いことが分かった。

・外国人観光客が、スマホの翻訳アプリを使って見学しているのを見て驚きました。  

4月の活動

 今年度最初の活動は3年次生2名、2年次生2名、1年次生1名、顧問の菊池の計6名で、4月24日(土)に北海道立近代美術館と北海道立三岸好太郎美術館を見学しました。近代美術館については、昨年ミイラ特別展見学の予定がありましたが、コロナで特別展自体がなくなったこともあり行くことができず、ある意味リベンジとなりました。

 地下鉄東西線西18丁目駅に集合して、徒歩で近代美術館へ向かいました。

 

 近代美術館では浮世絵に関する特別展をやっていて、まずそちらを見学しました。浮世絵やそれらが描かれた江戸時代の様子について、授業では習わないようなネタも多く、生徒たちは興味深そうに見入っていました。常設展については、北海道に関わる画家や彫刻家の作品が多く並び、絵も素晴らしかったのですが、生徒たちは特にガラス細工の作品にとても興味をひかれている様子でした。(*写真撮影禁止だったので、内容を紹介できないのが残念です。)

    

 近代美術館2階の休憩スペースで各自昼食をとった後、隣接する三岸好太郎美術館へ向かいました。

  

 札幌生まれ、戦前の日本洋画壇を駆け抜け、31歳の若さで急逝した三岸好太郎(1903~34)の作品を集めた美術館で、彼の作品が数多く展示されていました。生徒たちは三岸氏のことをあまり知らないようでしたが、フラッシュ無しでの写真撮影も可能だったことから、興味深そうに見学・撮影をしていました。 

  

今回の見学について、生徒たちは以下のような感想を述べていました。

【近代美術館の特別展について】

・浮世絵で一番面白かったのは歌川国貞の展示品で、化け物や面白い曲芸を描いていて印象的でした。

・当時の江戸の雰囲気が感じられた。髪の毛の描き方などが細かかった。

・個人的には「流行猫の曲鞠」というのが、かわいくて良かったです。

・浮世絵から当時のいろいろな文化や流行のものが分かって面白かった。

・浮世絵がメディアのようになっていたことを、初めて知ることができて良かった。

 

【近代美術館の常設展について】

・20メートルくらいの長い作品があって、四季や物語を歩きながら見て楽しめるのが印象的でした。

・ガラスの作品には人型、玩具のようなもの、氷のように見えるもの、柔らかそうに見えるもの、など様々なものがあり面白かった。

 

【三岸好太郎美術館について】

・赤色、青色、黄色、で様々な意味を込めた三岸好太郎の絵がシンプルかつ思い(情熱)のあるものでした。

・人物画から抽象的なものまで、多種多様な作品があって興味深かった。

 

【全体を通しての感想】

・近代美術館の庭にもいろいろな作品があって楽しめた。

・たくさんの作品を見ることができて、また普段一人では来ないので良い経験になった。